サクラセブンズ、ドバイでは過去最高の7位で終える

先ほど行われたワールドセブンズシリーズのドバイ大会の女子日本代表の最終戦、7位決定戦の相手は昨日大勝したカナダ。取られて取り返しての展開から後半2トライ差をつけると、そこからカナダのフィジカルなアタックを受けてしまいましたが、最後は何とか逃げ切って24–22で勝利。2点差とはいえ、試合内容は日本が優位に進めていた時間も多かったです。

https://twitter.com/asiarugby/status/1863187307664126398
ドバイ最終戦もカナダを相手にパリ五輪メンバーの活躍が目立ちました

まず準決勝進出を狙ったトーナメント初戦の相手はイギリス、正直NZや豪州と比べると戦いやすい相手でベスト4進出できるかという期待を持ちましたが、スコアは0-26と完敗でした。

Youtubeにイギリスのトライシーンを中心にハイライト動画があったので見ましたが、前半開始してすぐに先制されてしまい、その後もタックルに入るもうまく繋がれて外を走られたり、スクラムからの1次攻撃でラインブレイクされてトライされるなど、前半だけで3トライを奪われて試合の流れを掴めなかった印象です。また外での1対1になり、スピードで振り切られる場面もありました。今後のシリーズでは、そうした個々のフィジカルやスピードの差がある中で、いかに日本側に優位な状況をチームで作ってプレッシャーをかけられるかが、大事になりそうです。

パリ五輪後のサクラセブンズをリードしてきた辻崎選手、ドバイでも安定した活躍を見せていました

先ほどのカナダ戦では、日本のアタックはカナダDFを翻弄していました。ラックからの素早い球出しで、相手DFが前に出れないところを大きく展開して、ループを交えたり、ショートに走りこんで、ラインブレイクしていました。トライを奪ったのはパリ五輪メンバーでしたが、若手選手もアタックでうまく連携していました。特に後半、お互いミスが目立ってプレーが継続できない中で、交代出場した高橋選手(日体大3年)がスクラムからショートサイドに持ち出して大きくゲイン。そこから素早いサポートで繋ぎ、一気にトライを奪ったのは良かったです。リードを12点差に拡げたことで、選手も慌てずに最後までプレーできたと思います。

https://twitter.com/RugbyPearls/status/1863066977277038757
最後に関西大会の注目試合はPEARLSが大勝、ウッドマン選手はPEARLSジャージが似合う