更新が遅くなりすみません。先週末の出来事になりますが、実家に帰ったときに行ってきました。
茗溪学園、高校2年生の伝統行事「突寒ラグビー」
茗溪学園の高校2年生(+学生寮に住む生徒)は、2月の上旬に短期入寮に合わせて男子は突寒ラグビー、女子は寒稽古(剣道)が行われます。火曜から土曜まで5日間、朝5時過ぎに起床し、眠気をこらえて夜明け前から7時頃まで心身を鍛えるのが目的です。体育系も文化系も皆参加なので、生徒によってはかなりきつい1週間かもしれません。
茗溪学園は開校当時から校技として男子はラグビー、女子は剣道が決められています。そのため体育科にはラグビー、剣道の専任教師が2名ずついます。そして3月の学期末には全校で校技大会が行われています。男子の突寒ラグビーはラグビー部の生徒が中心となり、ウォームアップ、4人1組でのパス、明るくなってからはモールの練習にも取り組み、あっという間に時間になります。9日は最終日なので、チームランも行われ、試合当日のラグビー部が手本を見せていました。
レフリーで呼ばれたものの、荒天のため対抗戦中止
それでなぜ私が参加したかというと、お世話になっている先生から最終日の土曜に行われるフロア対抗戦のレフリーをお願いされました。そして結論から言うと、安全面の配慮で中止になりました。雪がもう少し積もっていたら実行するつもりだったのですが、さすがに足元が滑る状況でスパイクも履いていない生徒もいるので・・・残念。過去に何度かお手伝いしていますが、5年前は朝から雪が積もり始めていたので、帰りの交通事情を考慮して7時前から試合をしたこともあります。
なお男子の最終日は対抗戦ですが、女子は生徒全員で進級試験が行われるみたいです。正直、寒い朝に袴姿と裸足で寒そうに歩くのを見ていると、女子のほうが大変だとつくづく思います。またこの行事には筑波大学の剣道部員の方々もマイクロバスでわざわざ茗溪学園まで来て参加し、お手伝いしてくれています。本当にありがたいですね。
久しぶりに筑波医学ラグビー部の試合観戦、レフリーは小菅礼子さん
10日の午後には筑波大学のラグビー場で行われた医学ラグビー部の練習試合の応援に行ってきました。筑波大医学ラグビー部は関東医歯薬大学リーグの1部で昨シーズンで4連覇を達成しました。全国の進学校から医者を志すラグビー部員が、志望校に上げているの見聞きする機会もよくあります。私は2007年から地元のクラブ、ツクバリアンズでプレーしたりJr.チームの小学生を指導したりしていました。それと私の同級生や後輩が所属していた縁で、かれこれ7年近く勝手にアドバイザーしています。たまに練習に顔を出して、スキルやコミュニケーションなど気になった点をフィードバックするくらいです。
監督や先生方もしっかり見ているのでコーチングは行いませんが、学生主体で練習をテンポよく進めていますし、たまにくる私の話も真剣に聞く姿にいつも感心しています。現在は茗溪学園ラグビー部の後輩2人が所属していて1人は今年の春に6年生の最終学年、東福岡に勝利して花園ベスト4を達成した時のSO、もう1人は春に2年生になるFWの選手です。主力選手としてチームを引っ張ってくれていて、頼もしい後輩です。当日はグラウンドの雪が心配されていましたが、非常にいい天気の下で防衛医大チームと25分ハーフで試合が行われました。
防衛医大も同じ1部リーグに所属する強豪校で、昨年秋のリーグ戦では10-0と何とか筑波が勝ちましたが、この日はBKの主力選手がしっかり活躍して42-7で勝利。開始早々にエースが個人技で抜け出して独走トライを奪うと終始リードし、トライ後のキックも全て成功。DFでは終盤にG前での防衛医大のしつこいFW戦にトライを奪われたものの、そのあとFWがダメ押しのトライを奪い返して前後半3本ずつのトライを奪い快勝。今年の目標、秋の1部リーグ5連覇に向けて、良いスタートを切りました。
一般の受験生はこれから前期後期の2次試験が行われます。筑波医学ラグビー部には、入学してからラグビーを始める選手も多く、彼らの毎年のレベルアップを見るのも楽しみの1つですね。女子マネージャーも多く、水を配ったり、テーピングを巻いたり、練習の動画を撮影したり、選手もスタッフもチーム一丸となって頑張っています。この春も多くの高校生が筑波医学ラグビー部にチャレンジしてくれるのを期待しています。
今週末は関東高校新人大会が成田で行われます。今年も優勝候補は桐蔭学園ですが、他のチームがどう戦うか注目してみたいと思います。