太陽生命WSS2019、いよいよ開幕!過去最高の熱戦の予感!

秩父宮ラグビー場での強化試合VSウエスタン・フォースは観戦無料で実施、正直もっと観客が集まるかと思いましたが両チームとも5トライを奪い合い51-38でウルフパックが勝利

最近はブログの更新が遅くて申し訳ありません。 あっという間に10連休のGWを向かえました! 今日は秩父宮ラグビー場で行われた日本代表候補の強化試合を見に行きましたが、その話題は別の機会にでも。

秋田から始まる太陽生命WSS、各チームの登録メンバーをチェック

今年も12チームで争う太陽生命WSSも6年目を向かいました。毎年、レベルアップを実感していますが、今年も高校生や大学生の卒業などによる移籍や外国人スタッフや選手の加入など、変化があります。私が監督をしていた千葉ペガサスは昨年11月の入替戦で3位に終わり、今年はネット観戦になりますが明日の予選、どうなるか予想が難しいくらい、過去一番の優勝争いになりそうです。

昨年のシリーズで総合優勝した日体大女子、今年はどのチームが総合優勝を果たすか注目!

日本協会HPの試合情報には各チームの登録メンバー12名が背番号順で掲載されているので、リンクを貼り付けながら予想をしてみました。試合順でまずは予選プールCから。昨年総合3位の追手門学院、4位のTKM、9位のチャレンジ、10位のRKUグレースの組合せです。

TKMが1位通過の予想、RKUグレースがかき回してくれるのを期待

大会第1試合(10:00KO) YOKOHAMA TKM VS チャレンジチーム
TKMには昨年、千葉ペガサスでキャプテンを務めた松永美穂が移籍、日体大で活躍した新原響が加入し、外国人選手も増えたようです。一方でチャレンジチームは入替戦に出場した名古屋レディースや四国大学の選手を中心に構成されていて、昨年はキャプテンとして引っ張っていた高校生の松田凜日が代表チームの活動のためか今回は不在。この試合はTKMが5トライ以上奪って快勝すると予想。

昨年の入替戦からボールを持ってDFを突破する松永美穂、今年はTKMの選手としてFWでプレーすると予想。写真は高木哲也氏。

第2試合(10:22KO) 追手門学院VENUS VS RKU龍ヶ崎グレース
昨年のシリーズ第1戦東京大会では勝ち上がり準優勝した追手門学院、その後のシリーズでは決勝までは進めず。第4戦鈴鹿大会では5位決定戦準決勝でRKUグレースに12-17と負けて7位に終わりました。RKUグレースは春の2大会は降格争いをしていましたが、秋の2大会はボールを動かして走り回るスタイルを貫いて2大会とも8強に進出。この試合も接戦になりそうですが、昨年秋から15人制でも昇り調子のRKUグレースが昨年の鈴鹿のように1トライ差で勝つと予想。

予選プールBは死のプール、三重パールズが頭1つリードか

予選プールBは、昨年総合2位の三重パールズ、5位のながとBA、8位の北海道BB、入替戦1位の自衛隊体育学校です。このプール、どのチームも外国人選手を中心にフィジカルに強みを持つチームが揃っています。その中でフルタイムの環境で昨年から鍛えてきた自衛隊体育学校がどう挑むか。やはり三重パールズの総合的な強さは抜けている気がします。

第3試合(10:44KO) ながとBA VS 北海道バーバリアンズディアナ
昨年はシリーズ初参戦ながら総合5位になったながとBA、今年も外国人選手を中心に元日本代表の冨田真紀子、アルカス熊谷から移籍した薮内あゆみが活躍しそうです。ディアナは毎回、インパクトある外国人選手の活躍が目立ちますが、今年はアルカス熊谷から佐藤優、追手門学院大を卒業し昨年はNZ留学をしていた磯貝美加紗が加入し、BKの攻撃力に期待が持てます。この試合、激しいファイトになりそうですが最後はながとBAが突き放して2トライ差で勝つと予想。

第4試合(11:06KO) 三重PEARLS VS 自衛隊体育学校(PTS)
昨年は総合優勝を狙うもホーム鈴鹿大会で決勝進出を逃した三重パールズ、今年は昨年の日体大キャプテンの山本実、庵奥里愛が加入し、更に強化を進めました。一方でPTSは入替戦で優勝、その後もセブンズにフォーカスしてトレーニングを重ねてきていて、今大会のダークホースといっても良いという印象です。この試合もフィジカルな展開になりそうですが、DFに定評のある三重パールズが優位かと思いますが、PTSも簡単には勝たせないくらいの力はあると思います。三重パールズが2トライ差、26-12くらいで勝つと予想。

昨年の日体大キャプテンは三重パールズに移籍、今年も精度の高いキックでチームを勝利に導くと期待しています。写真は昨年の鈴鹿大会から。

予選プールAはシリーズ大会優勝経験のある3チームが揃う激戦に

最後に出てくるのが予選プールA、昨年総合優勝の日体大、6位のアルカス熊谷、7位の東京山九フェニックス、入替戦2位の横河武蔵野です。これまでの太陽生命WSS5年の歴史の中で総合優勝3回のアルカス熊谷、2回の日体大、初年度からシリーズ敵なしだったアルカス熊谷の次に、大会優勝を果たした東京フェニックスが揃いました。入替戦で千葉ペガサスを破った横河武蔵野がこの強豪に挑みます。

第5試合(11:28KO) アルカスクイーン熊谷 VS 東京山九フェニックス
太陽生命WSSが始まった2014年から大会を引っ張り、盛り上げてきた両チームが初戦からぶつかります。アルカスは今年もセブンズ代表組は不在ですが、昨年から活躍してきた選手に加えて外国人選手が加入しています。フェニックスは千葉ペガサスの選手に加え、ながとBAから上運天あかり(旧姓加藤)が加入。そしてチームスポンサーに山九株式会社が加わり、チーム名が変わりました。このシリーズで戦うのは昨年の東京大会以来(アルカスが22-7で勝利)ですかね(私調べ)。
千葉ペガサスで主力選手だった倉持美知も今回はフェニックスで登録メンバー入り、インパクトプレーヤーとしての器用になるか、活躍に期待。写真は高木哲也氏。

アルカス熊谷は2月に沖縄で長期の合宿を行うなど、これまでで一番このシリーズに向けて準備してきたといっても良いかもしれません。フェニックスもペガサスから多くの選手が移籍し、2月の関東大会終了後からチーム内で紅白戦を重ねるなど、良い準備をしてきた印象。どっちのチームが序盤で流れを掴むかで勝敗が決まりそうです。ここはトライの奪いあいでフェニックスが24-19で勝利を予想。

千葉ペガサスからは笠原きららもフェニックスで登録メンバー入り、キックでチャンスを作るスキルもあり、トライに絡むようなプレーに期待。写真は高木哲也氏。
第6試合(11:50KO) 日体大ラグビー部女子 VS 横河武蔵Artemi-Stars
最後に出てきたのが日体大女子、昨年活躍した主力の4年生が卒業したものの、ユースアカデミー出身の阿部純佳、セブンズ代表経験のある永田花菜ら新人が加わり今年もバランスよいチームです。横河アルテミには入替戦2位のあと、日体大を卒業した櫻井綾乃、名倉ひなの、千葉ペガサスから青山学院大に進学した高木萌結らが加入し、登録メンバーに早速入りました。お互い昨年とは少し違うチームのような印象、日体大が意地を見せて3トライ差、31-12で勝利と予想。
昨年は千葉ペガサス、一昨年はラガール7やチャレンジチームで活躍した高木萌結、今年は横河武蔵野で登録メンバー選出、トライに繋がるラインブレイクと判断に期待。写真は高木哲也氏。

長くなりましたが、この大会で活躍した選手が後にサクラセブンズ入りすることもありました。太陽生命WSSから、秋田から、世界へ、そしてオリンピックへ!2日間、大怪我なく選手が精一杯のパフォーマンスを見せて、盛り上げてほしいと思います!

最後に秋田大会はYoutubeで視聴できます⇒協会HP