先週末は金曜のトップリーグ観戦から、土曜は医学ラグビーの応援、関東高校女子の強化合宿、日曜はレフリーに打合せにと忙しく過ごしていました。
サクラフィフティーンは5-34でワラルーズに敗退、第2戦は金曜に
女子日本代表は13日にオーストラリア女子代表ワラルーズとのテストマッチに挑み、5-34で負けました。日本協会HPにある試合結果のお知らせはこちら。初キャップの選手が多く、若いチームでしたが勝利を奪うことは出来ず。
試合経過を見ると前半9分に先制されるも、そこから粘り強く戦い39分に2トライ目を奪われるまでは5点差で競った展開に持ち込んでいました。後半開始の大事な時間帯で得点を奪い返せば接戦に持ち込めたかも知れませんが、開始3分で追加のトライを奪われて、そこからは相手にも余裕を持たれたのか3トライを奪われてしまいました。
試合のフル動画は見れていませんが、得点の取り合いでは世界ランキングでも格上の強豪相手には勝てないと思います。 勝つ展開に持ち込むとすれば まずは相手を2トライに抑えるのが前提で、そこからどう3トライを奪うのか。今回のハイライトを見るとG前でパワフルな選手にやられたり、そこでDFの人数を削られて外の広いスペースにボールを展開されてトライされていたりしてますね。女子ラグビーを見ていると、どのカテゴリーでもG前のラックやスクラムがトライの起点となっていることが多いです。エリア中盤から抜け出して繋いでトライを奪うような場面はあまりないです。それはスピードやパススキルが足りないのが原因かもしれません。もしG前5mでラックになったら、個人的にはBKに展開せず、時間をかけてでもラック周辺を攻め続けてトライを狙ったほうがよいのかなと。勝負に拘るなら。
そしてワラルーズとのテストマッチ第2戦は19日金曜に行われます。サクラフィフティーンとして以前に記者会見で「サクラウェーブ」というキーワードがありました。第2戦に向けてどういうプランを描いているのか気になりますが、更によい戦いを見せて欲しいと思います。
入替戦は追手門学院が残留、四国大学が昇格し、横河アルテミは1年で降格
関東高校女子のコベルコカップに向けた強化合宿があり、入替戦の応援には行けませんでしたが、創部3年目の四国大学女子ラグビー部が2日目の順位決定戦で日体大UNICORNSに勝利して、来年度のコアチーム昇格を決めました。RUGBYJAPAN365に掲載されている記事のリンクはこちら「四国大が初昇格。追手門が残留・アルテミが降格」
四国大学については、以前にリージョナル7sの関東大会を観戦に行った時にも書きました。その後リージョナル7sの関西大会でも優勝し、昇格を狙うチャレンジャーとして迎えた入替戦の初日。予選での大一番、横河アルテミとの対決は前半で2トライ2ゴールを奪われるも、そこから追い上げて最後のプレーで逆転したそうです。2日目の決勝では延長戦の末、追手門学院に敗れたものの、入替戦の主役は四国大学と言ってもよいでしょう。もちろん来年の太陽生命WSSに向けて、まだまだ力不足なところはあると思います。ただ伸び盛りの若いチームが加わること、そして四国という地域から国内最高峰のリーグに参戦するチームが出てきたことは嬉しいですね。
今週末は女子のテストマッチ以外でも高校男子のアシックスカップもあり、トップリーグカップの予選最終戦もあり、また忙しくなりそうです。ノーサイド・ゲームも話題を集め、ラグビーの話題ばかり。このまま9月のW杯まで突き進んでいきましょう。