昨日は東京スタジアムでイングランドとアルゼンチンの試合を観戦しましたが、隣のアミノバイタルフィールドのファンゾーンでは日本とサモアの試合が見れないということで、後半途中で移動しました。
結果は38-19で快勝、途中から4トライのBPは厳しいかと諦めていましたが、残り10分を切ってからの猛攻で2トライを奪った日本代表、強いですね。最後の1プレーにリスクを背負ってスクラムを選択したサモア代表も、過去の2試合から規律の面を修正、ブレイクダウンでプレッシャーをかけてきて日本のテンポを遅くしたり、反則を誘ったりして、苦しめました。
キックを多く蹴るゲームプランで負けない戦いを徹底した日本
この試合、前回のアイルランド戦と比べてSHからDFの後ろに蹴るプレーが目立ちました。具体的にはタッチライン際にいる相手のWTBを狙っていたと思います。おそらくサモアの選手が後ろのキックに対して戻りが遅いと分析して、そこでの再獲得を狙っていたかと思います。前半にキャッチした相手を捕まえて倒して出来たラックに素早く寄ってボールを再獲得した場面もありました。
後半に入ると、敵陣でのプレーが更に増えました。サモアは自陣でのアタックを見るとオプションがほとんどなかったですね。SHから1パスでのコンタクトを何回か重ねてからキック。日本はそれに対してしっかり準備して攻める、無理なアタックはせずに、苦しい状況であれば蹴り返す。そんな展開だったのでサモアは後半にトライを奪うまでG前でのチャンスはほぼなかったと思います。サモアは勝ちたいのにチャンスは作れなかったのが、正直な気持ちではなかったか、日本は負けない戦い方を実戦していたと感じました。
後は接戦に持ち込んだとしても最後にはサモア相手に走り勝てるイメージはあったと思います。リザーブに堀江選手、田中選手というキープレーヤーがいたのも大きかったでしょう。実際、後半途中で田中選手が入ってからはアタックで展開する場面が増えました。チームのプランにはまりましたね。
予選は13日のスコットランド戦で最終戦、そして悲願のベスト8進出をかけた戦いになります。トーナメントの進出条件についてはラグビーリパブリックの記事を貼り付けますね ⇒ どこよりも詳しい! シチュエーション別 日本代表決勝トーナメント進出の条件
3日に行われたゆめ国体の女子セブンズは茨城が初出場初優勝!
私は2日は現地で観戦していました。全12試合を見る限り、決勝は茨城と埼玉かなと思っていましたが、そのとおりになりました。茨城は登録メンバー全員がRKU龍ヶ崎GRACE、埼玉はアルカスクイーン熊谷と自衛隊体育学校(PTS)の2チームからの選抜チームでした。埼玉はリオ五輪の代表選手をはじめ、ほぼ日本代表もしくは日本選抜やユース代表などその下のカテゴリーを経験した選手で構成されていました。
そんな埼玉を相手に延長戦を制して優勝した茨城は予選の2試合を見ても、仕上がっていましたね。深いアタックラインでしっかり走りこんでボールを展開し、サポートもサボらず、国体での地元優勝を目指してトレーニングを重ねてきたのがわかりました。当たり前ですがミスがないチームは強い。その上でBKの内海選手、鹿尾選手らキープレーヤーが活躍していました。内海選手は優勝を決めるトライのほか、トライ後のキックの成功率も高く、MVP級の活躍でしたね。
13日は女子ラグビーの関東大会第2節も行われます。W杯も盛り上がっているので、女子ラグビーの選手たちも毎日ラグビーが見れて楽しいと思います。10月もEnjoy Rugbyで観戦に運営に頑張ります!