週末は全国各地でトップリーグ、トップチャレンジリーグが行われて盛り上がりました。18日の秩父宮のサントリーとNTTコムの試合は地上波の日テレで中継されました。視聴率はわかりませんが、W杯の良い影響だなと感じています。
全国ジュニアは全国各地の若いタレントが良い戦いを見せてくれました
先日、日本協会のHPで大会優秀選手と野澤武史さんからの総評が発表されました。今回、セレクターとして関らせてもらい、第1ブロックのほとんどの試合を観戦することが出来ました。その中で福岡県選抜は初戦の京都中学選抜に大苦戦しましたが、残り1分で自陣G前でアタックの機会を得ると、そこから攻め続けて24分に逆転のトライを奪い勝利。そこから茨城中学、大阪スクール選抜と試合をする毎に成長を見せて堂々とした戦いでした。野澤さんからの総評の1つに「フィジカルバトルに勝ったチームが勝利を手にした」とありますが、まさに福岡県選抜はアタックの接点でDFをずらしたり、キャリアーをバインドして押し込んだり、接点の攻防が上手だった印象です。
準優勝した大阪スクール選抜、準決勝の大阪中学選抜との大阪対決では前半開始早々から怒涛の攻撃を見せて開始3分で先制トライ、その後も前半で3トライを奪います。後半は疲れが見えてきて大阪中学選抜が12分、16分と2トライを奪い返し、最後も逆転を目指して攻め続けるもラックでスクール選抜が一気にプレッシャーをかけて反則を獲得。19-14で逃げ切りました。この試合は個人的なベストゲームの1つ、そして大阪スクール選抜のピークはこの準決勝だったかもしれません。それはまるでW杯の準決勝でNZ代表に勝利するも、決勝で南アフリカ代表に完敗したイングランド代表のようでした。
第1ブロックは他のチームも含め、良い選手が多かったですね。勝ち上がるチームには外でトライを奪える選手が欠かせませんが、それ以外にも良いDFを見せたCTB、素早いパスでアタックを引っ張ったSHなど、優秀選手意外でも今後が楽しみな選手がたくさんいました。高校でも日本代表のように世界を目指して成長して欲しいですね。
第1ブロックから第3ブロックまで、この大会を目指し各地の予選を勝ち抜いてきたチームの戦いはどれも面白かったです。その中でフィジカル、接点の攻防で上回ったチームが勝ち上がったと思います。高校でもスキルと同じくらいフィジカルも鍛えることが、活躍に繋がるので、筋トレも頑張って欲しいですね。
サクラセブンズは明日20日から13名でオーストラリア遠征へ
先日までグアムで合宿を行っていた女子セブンズ代表(SDS)、日本協会HPで遠征メンバーが発表されてしました。このメンバーを中心にワールドシリーズ大会に挑むと思いますが、今回はラグビー経験の浅い白子選手、怪我から復帰した鈴木選手や田中選手、SDSから原わか花選手や薮内選手が選ばれて、選手の入れ替えがあった印象です。東京五輪の代表入りに向けてサバイバルは続いているので、チャンスを貰った選手は試合で活躍して欲しいですね。