仕事が終わりそうな夕方にネットでニュースを見たら、今季のトップリーグは全て中止(5月の日本選手権は実施予定)という報道を見てびっくりしました。1ヵ月後は観れるかと期待していたのにまさか終了とは。
TL公式サイトの2020大会中止のお知らせはこちら。
理由としてはやはり新型コロナウイルスの感染拡大防止ですね。ラグビージャーナリストの村上晃一さんもブログに書かれていたので紹介します。
⇒「ラグビートップリーグ2020、中止決定に思うこと」
(抜粋) 日本も緊張感を緩めれば、また感染が拡大する可能性がある。ラグビーより命だ。ラグビー界も心をひとつにして、他者を思いやり、それぞれが行動する必要がある。
先日、トップリーグはコンプライアンスの問題含め、再開の見通しがはっきりしないためにトレーニング含めてチームとしての活動を休止しているチームが多いと知り合いから聞きました。こういう困難な時でこそ、スポーツの力を、ラグビーが持つ強さ、逞しさ、思いやりなどをグランドでファンに見せて欲しいと期待していました。それだけに残念、無念。
先週末には日本協会のHPのニュースでも世界各地で感染が拡大している影響を受けて、女子W杯予選の延期(アジアの開催時期は未定)、男子のU20の世界大会JWCの開催中止などの発表がありました。前回のブログでも書きましたが、JWCは今年イタリア開催だったので、予想通りといったところです。4月になってもこの自粛ムードは続きそうですが、学生のシーズンも始まっていますし、まずは国内での感染拡大を起こさないことですかね。
女子ラグビーのトップリーグ、太陽生命WSSの開催はどうなるか
この状況で気になるのは5月から始まる予定の太陽生命WSSですね。おそらく初戦から1ヶ月前、4月頭には何かしら発表があるのではと思います。こんな厳しい状況だからこそ自粛せず、女子ラグビーから盛り上げよう、という言い方は良くないと思いますが、少しでも盛り上げるきっかけ、良い発信が出来たらなと思います。東京五輪の開幕まであと4ヶ月ですが、延期になる可能性が日に日に増していますしね・・・協会HPの発表では4月頭の熊谷の合宿は中止になっていました。
先日、知り合いの女子選手と色々語り合う機会があり、オーストラリアで行われている「SUPER W」の話題についても聞いてみました。Youtubeでハイライトを見ているようで、レベル的にはワラタスが抜けているそうです。それ以外のチームはそんなに強くない、代表レベルのチームであれば十分に勝てるレベルだとか。なるほど、フルで試合は観れていませんが、確かにその通りかもとは感じました。
サクラフィフティーンは昨年11月にヨーロッパ遠征に行きましたが、個人的には南半球、例えばNZで州代表と中3日、4日で2週間少しの遠征で4試合戦うとか言うのが出来たら良いと感じています(実際の調整はかなり無理でしょうが・・・)。もしくは北米遠征で、カナダやアメリカのパワフルな女子相手に同様のスケジュールで試合ですね。W杯の日程に合わせた遠征も可能性としてはありかなと。アジア予選の日程が決まらない中で出来る事は限られます。セブンズのシーズンと重なる中、選手は調整も難しそうですね。
ラグビーだけでなく、日本のスポーツ界全体が1ヶ月前には想像もしていなかった厳しい状況です。先が見えない今でどれだけ踏ん張れるか。頑張ろう日本!