およそ2週間半ぶりのブログになりました。すみません。この1ヶ月の間に新型武漢ウイルスは世界中に拡がり、状況は大きく変わってしまいましたね。国内も先ほど緊急事態宣言を全国に拡げるとか。6月に予定されている太陽生命WSSの開催は難しくなってきました。今は1日でも早く感染が落ち着いて、普段の生活に戻ることを願っています。
2010年W杯準決勝がYoutubeにアップされたので見ました
このイングランドと豪州という組合せは2003年の男子のW杯の決勝戦のカードと同じですね。そのときは延長戦でイングランドがSOウィルキンソンのDGで勝ち、初優勝でした。オーストラリアの監督はエディーさんでしたね。2010年の自分を振り返ると、地元のつくばで小学生を指導していて、まだ指導者になるとか女子ラグビーに関わるとかぜんぜん前なので、この試合についても全く情報なしで見ました。
この準決勝、試合前はイングランドが優勢だろうと思いましたが、まずイングランドの9番がプロップのようなでかさでびっくり。序盤はお互いキックの蹴り合いでエリア取りが目立ち、今と比べるとハンドリングスキルが未熟だなと感じました。先制点はイングランド、9:20過ぎに12番がパスダミーからラインブレイク、その後G前スクラムを押し込んでトライ。
その後もイングランドは10番、12番が中央付近から裏のライン際のスペースへ積極的にキック。オーストラリアは自陣でのプレーが続くもラインアウトでもプレッシャーを受けて、クリーンキャッチが少なく攻めるには厳しい状況。そんな中23:30過ぎにイングランドの11番が独走したのを逆サイドから一直線に戻った11番が激しいタックルで外に押し出し。結局、11番は膝を負傷して退場。前半は12-0でイングランドがリードしました。
後半に入っても前半のような展開が続きました。イングランドはBKみんながキャッチ、パス、ランのスキルが高いですね。57:00過ぎなど相手キックをキャッチしてからのカウンターアタックも数的優位を作ってゲインします。ただ疲れも出てきたのか、チャンスのときなど無理なプレーをしたり、簡単な場面でボールを落として途切れることが多い。イングランドは両FLがパワフルで目立ちます。1:13:00過ぎに試合の良いプレーまとめが流れた後、1:13:50過ぎには激しいタックルを見せます。
オーストラリアは後半15分過ぎ辺りから、敵陣でアタックし続けます。1:21:00過ぎにはラックで倒れてプレーした6番がシンビン。それでも両チームともハンドリングエラーが多くてチャンスを活かしきれず。後半の得点は残り3分を切ってイングランドがPGを決めたのみ。15-0でイングランドがスコア以上に快勝しました。今と比べると10年前は選手のフィットネスが足りないのかエラーが多い印象ですが、接点の強さは相変わらず。
この試合を見て、もし当時のオーストラリアを相手にサクラ15が戦うのを想定すると、スクラムで優位に立つことができたら勝つチャンスはありそう。イングランド相手には、まだまだコンタクトの場面でファイトできるフィジカルが足りないかなと。
2017年W杯決勝、イングラントとNZについては次回に・・・
思っていたより時間がかかってしまい、今回はここまで。次回は3年前の決勝戦を見て振り返ろうと思います。皆様、体調管理にはお気をつけて。