2021年になって最初のブログ更新です。前回から1ヶ月も空いてしまいました。その間、女子の関東大会予選プール最終戦、全国大学選手権、高校ラグビーの花園など多くの試合をテレビやネットで見ていましたが、例年以上に面白い試合が多いですね。
そしてトップリーグの開幕もいよいと来週末になりました。先日4日にキックオフカンファレンスがオンラインで行われましたね。昨年2月でのリーグ中断から全試合が中止になり、待ちに待ったシーズンがいよいよ始まるといったところですね。そこで今日行われたクボタスピアーズとNTTコミュニケーションズシャイニングアークスの練習試合をSpoliveのアプリで観戦しました。
試合は両チームともワイドにボールを動かし、見ていて面白い試合でした
クボタ、NTTコム共にトップリーグ開幕前の最後の練習試合、先発メンバーも開幕戦を見据えたメンバーだったかもしれません。今日は気温が一気に冷え込みましたが、両チームとも試合を通じてボールを大きく動かす意図が見えました。前半開始からクボタが自陣からATを仕掛け、NTTコムの反則からキック、ラインアウトとエリアを進めてG前に攻め込むと、開始3分にNo.8のバツベイ選手がポスト下に先制のトライ。その後もクボタはATで敵陣に攻め込む機会を作りますが、NTTコムがインターセプトから同点に追いつくと、その数分後にもクボタのハンドリングエラーを拾った選手が独走し14-7と逆転しました。
前半はそのままスコアは動きませんでしたが、両チームともキックやバックドアを用いてタッチライン際の大外にボールを動かしてチャンスを作ろうと試みていました。年末から見ている高校ラグビーではなかなかこういったアタックは見かけないので、両チームのスキルの高さと戦術理解度の高さを感じました。後半はクボタはメンバー15人を総入れ替え、NTTコムは後半開始から元スコットランド代表のレイドロー選手が交代で出場。その後も試合が進むにつれてメンバーを交代してきました。その中でクボタはアタックでチャンスを作るも相手DFのプレッシャーでボールをこぼしたり、攻め込んでの反則などのミスから追加トライは岡山選手の1トライのみ。NTTコムは自陣でのターンオーバーからボールを大外に動かし、キックチェイスから石井選手がトライをするなど2トライを重ねて26-14で勝利しました。注目のレイドロー選手はボールを上手く捌きリズムを作ったり、カバーディフェンスでタックルしたりと攻守に目立ち、やはりといいたくなるような存在感でした。
この2チームはおよそ2ヵ月後、3月6日にトップリーグの1stステージの最終戦でぶつかります。おそらく共に上位争いをする中で大事な最終戦になるかと思います。来週から開幕するトップリーグ、新型コロナウイルスの感染が拡大している状況の中で昨年のようにどうなるか不安はありますが、両チーム含めて日本のラグビー、そしてスポーツ界を盛り上げるような熱い戦いを期待します。
そして明日は花園決勝、昨年からの連覇を狙う東の桐蔭学園と、宿敵東福岡を破って初の優勝を狙う西の京都成章の組合せ。優れた個人と戦術を合わさった攻撃の桐蔭が、粘りづよい守備の京都成章か、こちらも面白い試合になりそうです。頑張れ高校ラガーマン!