10月に開幕したW杯も残り4試合、今日が準決勝で来週12日が決勝戦と3位決定戦です。ラグビーは番狂わせが少ない競技と言われますが、世界ランキング上位の国が順調に勝ち上がりました。準々決勝でも相手を1トライ以下に抑えるなど、得点差が開きましたがそれくらい上位4か国とベスト8の国との力の差がはっきりしているのが現状で、スコアを並べると、フランス39-3イタリア、NZ55-3ウェールズ、イングランド41-5豪州、カナダ32-11米国。予選プールの再戦となったNZ、カナダも得失点差を拡げての勝利でした。
準決勝の予想ですが、開催国のNZ代表BlackFerns、前回のW杯決勝でNZに敗れて以来テストマッチで連勝を重ねる絶対王者イングランド代表Red Rosesが順調に勝ち上がると思います。強敵が相手でもトライ数4本以上取るくらいの力はあるかなと思っています。BlackFernsはたくさんの応援の後押しを受けて展開ラグビーで勝負、フランスはBlackFerns相手にFW戦でプレッシャーをかけて、接戦に持ち込めるか。カナダはイングランドの強力FWを何とか止めて、アタックする時間を増やしたいですね。
関東大会は開幕戦2試合が日大グランドで行われました
3日に行われた関東大会、第1試合はYOKOHAMA TKMオーバルズがTokyoLaDiesを43-0で、東京山九フェニックスがRKUグレースを48-7で破り、快勝スタートとなりました。フェニックスは早速試合のハイライト動画をチームのYoutubeチャンネルにUPしていました、リンクはこちら。素晴らしい早さ、ファンに向けてのこういう取り組みって大事だなと思います。日本大学のグランドで女子の公式戦が行われたのはおそらく初めて、今シーズンから元日本代表の菊谷さんがラグビー部HCを務めていますが、以前は日体大ラグビー部女子のコーチをしていたこともあって、グランド利用できたのかもしれませんね。今年は総当たり戦になり、試合数も倍近くに増えて、色々な会場で試合が行われるのはありがたいことです。
出場メンバーを見ると、W杯から帰国した日本代表メンバーは開幕戦の登録から外れている選手が多いですね。RKUグレースはチームの人数が少ないのもあってか、川村選手、大塚選手が登録されていました。それまで練習試合などこの大会に向けて国内で調整してきた選手が出場し、活躍するのは良いことですね。これからのリーグ戦、代表選手が出場した時は期待を込めてチームにさらに勢いをつけるような活躍を見せて欲しいです。そうやって国内での試合のレベルを上げて、経験を積んでいきましょう。次回は来週13日(日)、アルテミスターズとTokyoLaDies(ブレイブルーブ主体の合同チーム)、日体大女子とR.I.A(立正大学、国際武道大学、アルカスの合同チーム)が日体大のグランドで行われます。運営する側も大変ですが、嬉しい悩みですね。大怪我などなく、選手、関係者がエンジョイできれば嬉しいです。
今月はセブンズの国際大会も行われますし、サッカーのカタールW杯も開幕しますが、それにラグビーの話題が消されないよう、いい戦いを見せて欲しいですね。頑張ろう日本!頑張ろう女子ラグビー!