この週末、早くも高校野球の選抜大会が開幕し、入試から卒業の季節がもう終わって春休みの時期ですね。関東ではGWのサニックスWYへの予選も兼ねた女子U18の大会が今日19日に行われ、決勝ではここ数年関東をリードしてきた関東学院六浦をBRAVE LOUVEが破って優勝しました。高校ラグビーの全国選抜大会は25日土曜に開幕、茗溪学園の初戦は長崎北陽台と戦いますが、どんな戦いを見せてくれるか楽しみですね。そして17日金曜には今年の太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ(WSS)の実施概要が日本協会HPで発表されました、こちら。
今年も4大会が行われ、新たに大阪府、花園ラグビー場が加わりました。開催予定は
第1戦 熊谷大会 5月20日、21日
第2戦 秩父宮大会 6月3日、4日
第3戦 鈴鹿大会 6月17日、18日
第4戦 花園大会 7月1日、2日
また秩父宮大会、花園大会ではマッチスポンサーにそれぞれ山九株式会社、株式会社OSPホールディングスが協賛という形で入る予定です。ともに東京フェニックスの試合ジャージにロゴもあるチームスポンサーですが、こういった形で日本協会主催の大会に企業が加わるのは面白いですね。大会会場での企業PRなども出来るのかな。観に来たファンが試合以外でも楽しめるような試みがあると思うので、期待します。
これまではコアチームとして12チームが全シリーズ大会に参加するのを原則として、昨年の静岡大会のように招待チームが加わる大会もありました。今年度は来週末に行われるリージョナル7sの上位4チームがコアチームに加わり、16チームで行われます。また次年度2024年シーズンは12チームで行われること、2023年シーズンの下位5チームが8月に静岡エコパで行われる入替戦に参加することが発表されています。ここ数年、太陽生命WSSもコロナ禍で自動降格や昇格がなく、九州や青森など女子セブンズに取り組むクラブが全国に広がる中で、日本の女子ラグビーのトップ大会へチャレンジする機会がありませんでした。今年のシーズンはそれに対しての救済措置のような扱いでしょう。
コアチームの中にセブンズユースアカデミー主体のチャレンジチームがいますが、個人的な意見としては下位になっても入替戦は回避できる扱いなのはどうかなと毎年思っています。もともと参加選手の安全を確保するために、高校生以下の選手は所属チームでも太陽生命WSSに出場できない扱いになっています。高校生主体のチャレンジチームがコアチームの1枠で太陽生命WSSという場で上の年代、外国人選手を擁するチームに挑戦する強化システムが機能している成果もあります。ただ先ほど触れたコアチーム以外への救済措置を考えると、ワールドセブンズシリーズと同様にコアチーム11に招待チーム1枠の形式にして、チャレンジはリージョナル7sに参加する形で良いのでは思います。
それとこれまでサクラセブンズの候補選手はSDS合宿や海外遠征などで太陽生命WSSへの参加が限定的だったのですが、今年はワールドセブンズシリーズの終了後に開幕となるため、全シリーズ大会への参加が出来るかもしれません。これは所属チーム及びスポンサーにとっても、良い形だと思います。5月から7月という期間は暑くなってくる時期で毎年こうなるかはわかりませんが、このフォーマットが来年以降も続くと良いですね。
来週はエコパスタジアムでリージョナル7sが開催予定
最後に来週末に行われるリージョナルウィメンズセブンズ2022、9チームが参加して上位4チームがコアチーム入りを目指します。過去にコアチーム経験のある横河武蔵野Artemi-Stars、リーグワンの静岡ブルーレブズと協力し積極的に強化を進めるアザレア・セブン、発足から選手の移籍もあって急速な強化を行うナナイロプリズム福岡などが参加します。この大会の上位予想は近いうちに改めてブログに書きたいと思います。
4月が迫り、チームに新加入する選手の発表も増えていくと思います。また久しぶりにアジアでの大会が行われるサクラフィフティーンの強化についても、発表があるかもしれませんね。楽しみな春、頑張れ女子ラグビー!