前回のブログから2週間経っていましたが、タイトルの通り先週日本協会から発表があり、2037年女子W杯の誘致目標を含めて、フォロワーの方々も反応していましたね。女子ラグビーのこれからの方向性を協会として発表するのは初めてなのかな。代表チームの強化、普及活動など期待が高まります。
2037年W杯の誘致に向けて、どんなアクションがあるのか
トーチュウのWEB記事は、こちら。岩渕専務理事からは「37年W杯優勝はできない目標ではない」とのコメントがありました。過去にリオ五輪の金メダルを目指す発言もありましたが、実現への可能性はともかく高い目標を掲げてとことん取り組むという姿勢が今後は協会側から出てくると思います。代表の強化に繋がる海外遠征などのテストマッチ、コーチングスタッフの充実化など、代表の活動だけでも次のW杯に向けてどういうアクションになるのか、楽しみです。
公表された中長期戦略計画もダウンロードして読みました。女子ラグビーの普及、強化だけでなくリーダーシップの育成だったり、グローバルな人材輩出など、社会への貢献も含まれていました。またほかの国のラグビー協会の動きも載せていて、比較できるのがありがたいです。例えばアイルランドやスコットランドは5年のアクションプランや女子ラグビー戦略を策定しているようです。World Rugbyは日本にアジアでのアクションを期待しているのは前から聞いていましたが、少しずつそういった動きも女子ラグビーで出てくるかもしれません。ここ数年はアジアの試合はセブンズ以外ほとんどないですが、以前はアジアユース大会とかにも出てたり、女子のアジア選手権もありました。レフリーやコーチでも海外に出て活躍する方が増えていくと良いですね。
あとは現状把握ということで、様々な関係者にインタビューを行い、課題を抽出して載せています。これらの課題のなかには選手強化のこと、クラブと代表活動の両立できるスケジューリング、さらに収益源の確保など、本当に色々出てます。インタビューに協力してくれた選手、先生方などの女子ラグビー関係者に感謝です。すぐには変えられない、それでも様々なアクションを起こして、少しずつ成長していきましょう。
一応、女子ラグビー中長期戦略計画(表紙含めて27ページ)のリンクもこちらに載せておきます。アクションプランの中には「女子ラグビーの選手登録者数を年率6.5%で拡大させて2050年に1万人を達成」とあります。うん、少子化問題が話題になる中でこれはなかなかのターゲット、全国に広くプレー環境の充実と指導者の育成が求められますね。女子日本代表の強化については、また改めて書きたいと思いますが、春のテストマッチは行われるかと期待していましたが、いまだに発表されないですね...まあ仕方ない(苦笑)