昨日の夜はYoutubeでLIVE中継されていたU20チャンピオンシップの日本とフランスの試合を観ていました。このU20チャンピオンシップという世界大会は4年に1度開催のW杯の次に位置づけされている大会で、サッカーでいえばU23代表が参加するオリンピックのような位置づけでしょうか。ここ3年はコロナ禍で開催が中止されていましたが毎年開催されるため、強豪国でもユース世代の強化はかなり力を入れていると思われます。フランスは2018年大会、2019年大会を連覇するなど、今年フランスで開催されるW杯に向けて、ユース世代の強化を進めていて、今年の大会でも優勝候補ではないでしょうか。
そんなフランスを相手に、2019年にワールドラグビーU20トロフィーという下部大会で優勝して今回昇格したU20日本代表は開始10分で3連続トライを奪われるなど、力の差を見せつけられるような試合で12-75と大敗。ラグビーリパブリックの記事はこちら
⇒「U20世界選手権で日本は黒星発進 前王者フランスに75失点大敗」
私はWorld RugbyのYoutubeチャンネルでのLIVE中継で見ていましたが、チャット欄は日本のファンのコメントが多かったですね。その中にはネガティブというか、非難的な見方で、嫌な気持ちになるようなコメントも出てきますよね、正直なところ(苦笑) 個人的には「トンガ人留学生が~」とか「帝京だったら~」とか、試合と関係ないことコメントするなと。あとは「やっぱりプロと大学生の対決だから力の差はあるよね」みたいな、わかりきった感出してくるもの。
はっきり言って、プレー環境から生じる力の差は試合を観ていて感じます。フランスの選手は日本のDFを突破して前に出ると捕まっても余裕をもってオフロードで繋ぐ場面も多くありました。日本代表は懸命にファイトするもフィジカルでは劣勢、大きく強く速いフランス選手とのバトルは厳しいもので、スコア通りの力の差を感じました。
U20日本代表が奪ったトライは前後半共に1つずつ。ともに起点はG前ラインアウトからでした。中盤からアタックを仕掛ける場面もありましたが、フランスのDFを突破する場面は少なく、G前から自陣まで戻される場面もありました。それでも全員で声を掛け合って、必死に我慢強くプレーできていたと思います。試合直後のインタビューで大町キャプテンが話した「僕らのラグビーは最後まで諦めない、タフな精神を持ち続けるのが持ち味。結果として負けてしまったが、あと4試合ある。そこへ向けてしっかり準備していきたい」という言葉を信じて、応援します。この後戦うウェールズ、ニュージーランドも1点差の接戦で、厳しい戦いになると思います。
次は中4日で29日にウェールズとの試合です。どうしてもフィジカルで劣勢になるとは思いますが、その中で攻守にどういったプレーを見せるのか。チームの成長も楽しみにしたいと思います。頑張れJAPAN。