リーグワン観戦、三重Hは開幕からの連敗を脱せず

10日日曜は鈴鹿で行われたリーグワン第9節、三重ホンダヒートとリコーブラックラムズ東京の試合を観戦してきました。昨シーズンは現地観戦できなかったリーグワン、今年は三重、愛知、静岡の東海エリアの試合を訪れていますが、ヒートの試合は今季4試合目(スピアーズ、サンゴリアス、ヴェルブリッツに続いて)になります。

入場時に貰うマッチデイプログラムには後輩の植村君が表紙でコメントしていました

今季、昇格した三重ホンダヒートは開幕からいまだに勝利なし。序盤のクボタスピアーズ東京ベイとの試合では完封負けでしたが、徐々にチームの仕上がりは上がってきていますし、先日のパロマ瑞穂でのトヨタヴェルブリッツとの試合でも戦える場面は増えていたと感じました。

選手入場時、スモークを出したり、観客はスティックバルーンをたたいて盛り上げていました

対してブラックラムズも厳しい試合が続いています。昨季王者のスピアーズとの試合は試合終了直前にリードを奪うも、そこからPGを決められてまさかの逆転負け。ヒート相手にしっかり勝ってリーグ後半戦に向けて勢いをつけたいと思います。試合開始から激しいぶつかり合いでしたが、先制はブラックラムズ。ヒートの反則からG前ラインアウトのチャンスを作るとモールは押し切れませんでしたが、そこから10番中楠選手がショートサイドに走り込んで先制トライ。その後もヒートがシンビンを出た直後、再びG前ラインアウトをきっかけに追加トライを奪います。

1人少ないヒートの反撃はワイドなアタックで12番クリントン・ノックス選手がライン際をブレイクして敵陣に入って攻め続けると最後はG前のラックから10番呉選手が抜け出してポスト下にトライ。1人少ない状況で5点差に追い上げたのですが、そこからハーフタイムまでの少ない時間、トライを奪った直後にトライをあっさり返されて、さらに終了間際にもトライを奪われたのが大きかったです。前半を終えて7-24とスコアが開いてしまいました。

ブラックラムズは前半終了間際に4トライ目を奪ったのが大きかった

後半は風上になったヒートが開始から積極的に攻めて、キックを交えたエリア争いでも優位に進めます。リーグ序盤では大外に展開した時のハンドリングエラーが目立ちましたが、この試合ではかなり前に出れていました。それでも時間が経つにつれて、ここぞという場面でミスも目立って得点に繋げられないのが悔しいところ。後半はブラックラムズを0点に抑えたものの、返したのはモールを押し込んだ1トライのみ。14-24で開幕からの連敗を止めれずでした。前半トライを返した直後に失点しなければ、初勝利を狙える展開に持ち込めたと思います。

ヒートはキャプテンの古田選手を怪我で欠いたり、チーム状況は厳しいかもしれませんが、試合内容は良くなってきていると思います。この試合、セットプレーは安定していたと思いますが、ATではいかにイージーなミスを減らせるか、DFではいかに反則を減らして相手のチャンスを少なくできるか、当たり前ですがそこの部分が改善できれば良いですね。ホンダは再来週24日にダイナボアーズ、来月21日にブレイブルーパスをホームで迎え撃ちますが、また現地観戦に行ければと思います。頑張れ三重ホンダヒート。