パリ五輪、男子セブンズは4連敗で11位決定戦へ

前回の更新から1か月ほど空きました。今月上旬にはパリ五輪の男女登録メンバーが発表されたりしましたが、気づけば今日の深夜にパリ五輪の開会式が行われます。3年前の東京五輪からあっという間の3年間という気がします。開幕前に始まった球技種目、男女のサッカーの初戦が話題になる中、男子7人制ラグビーは24日と25日に試合が行われ、4試合とも大敗という残念な結果になっています。日本協会HPの2日目の結果お知らせは、こちら

https://twitter.com/JRFUMedia/status/1816549209904152990
サモア戦後に行われた決勝トーナメント、南アがNZにリベンジするなど白熱した試合ばかり

もともとあった強豪国との実力差がそのまま結果に現れた男子セブンズ

全ての予選プールの結果を見ましたが、3戦3敗の日本の得失点差は-107、同じ3敗でもケニアは-59、ウルグアイは-51でした。日本のプールに入った国がNZ、アイルランド、南アフリカという15人制の現在の世界ランクの上位3か国という厳しい組み合わせとはいえ、未明に行われたトーナメントのサモア戦も含めてどの試合でも40失点以上取られています。私は南アフリカ戦を除く3試合をLIVEで見ましたが、ボールを大きく動かしてアタックするものの、相手DFにターンオーバーされてしまうとそのままトライまで持っていかれる場面が目立ちました。

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予選プールの勝敗と得失点差はこちら

パリ五輪を前に日本代表はワールドセブンズシリーズのコアチーム昇格を目指してチャレンジャシリーズに参戦していましたが、シリーズの合計ポイントで8位に終わり上位4か国が進む昇降格プレーオフに進めませんでした。東京五輪で11位に終わってからパリ五輪を目指した3年間、アジア予選は突破したもののそれ以外では正直思うような結果が得られないまま、パリ五輪本番でも強豪国を相手に厳しい試合ばかりです。

個人的な印象ですが、チームとして以上に個々の選手の力が大きく差があるのかなと。1対1のDfではボールキャリアーを止められずハンドオフで飛ばされたり、ステップで抜かれてそのまま独走されたりする場面を見ました。トライ場面もDF裏のスペースへのキックをチェイスして鮮やかに奪ってはいるものの、裏を返せばそれまでの仕掛け、継続からインゴールまでもっていく力が足りないのかもしれません。男子セブンズは開会式のある26日に試合は行われず最終戦は27日土曜の23時半から南米のウルグアイと戦います。日本代表が目指してきたプレーを見せて勝利して欲しいです。