3日の関東女子大会と男子シドニー7sの結果

昨日の熊谷は2月とは思えないくらい暖かさ、風も穏やかでびっくりしました。Cグランドの高校生も、Bグランドの大学生、社会人もそれぞれ思い切ったプレーが出来たのではないでしょうか。

60名近く集まった高校の部閉会式、逆光で撮影。見た目悪くてすみません。

高校の部試合結果
1試合目(20分) BRAVE LOUVE 10-5 北関東A
2試合目(15分下級生中心) 南関東 5-0 北関東
3試合目(20分) 関東学院六浦 7-0 北関東A
4試合目(15分下級生中心) 南関東 12-5 北関東
5試合目(20分) BRAVE LOUVE 10-7 関東学院六浦

昨年は7人制でしたが、今年は15人制になりました。私は全試合を見ることが出来ましたが、この時期に多くの高校女子ラガールが15人制の試合経験を積むことが出来たのは良かったです。7人制ばかりやっていると、15人制になったときに動きがわからないことがよくあります。結果、BKに展開する前にFWがどんどん前に仕掛けてしまったりします。しかし20分1本の上級生試合は思っていたよりもボールが外に動く機会が多かったです。高校生については、また改めてブログに書く予定です。

一般の部試合結果(リンク先は公式結果です)
1試合目 Sweets 24-7 RKUラグビー龍ヶ崎GRACE
2試合目 日本体育大学女子ラグビー部 43-12 フェニペガルーヴ

私は1試合目の後半途中(スコアは12-7)から観戦しました。じっくりは観戦できませんでしたが、この試合に負けると3位以内が厳しくなるSweetsが攻守にアグレッシブにプレーしてRKUグレースにプレッシャーをかけていた印象です。エリア争いでもSweetsが敵陣でプレーする時間が多く、後半のRKUグレースは敵陣深くに入って得点チャンスも作れていなかった気がします。2試合目については、近日中に観戦記を書きます。

男子セブンズ日本代表、シドニー7sを10位で終える

大会前のチーム集合写真、日本協会の遠征レポートから拝借しました

10位で終わったことに喜ぶのも決していいことではないかもしれませんが、シリーズ3大会で1勝15敗だった日本代表、第4戦シドニー大会は3勝3敗の10位で終えました⇒日本協会HPの大会2日目試合結果特に総合ポイントで争うウェールズに19-17で勝利して11ポイントで並んだのは大きいですね。試合は見れていませんが、いくつかのプレーはTwitterなどで確認しました。

次回、第5戦ラスベガス大会は3月に行われるので、この1ヶ月でさらに修正、成長して何とか予選で2勝してベスト8に入って欲しいですね。次の予選プールの相手はイングランド、南アフリカ、そして招待チーム(未定、ブラジル?チリ?)になります。

関東女子大会は17日が最終節ですが、関西大会も3日から始まり、名古屋レディースとパールズ、四国大学、ながとBAの連合チームが初戦に勝利したそうです。女子の15人制、3月3日の全国選手権まで熱い試合を期待しています。次回は日体大とフェニペガの試合の観戦記を書く予定です。

明日は熊谷で関東女子大会、男子7sは予選プールでサモアに勝利

明日3日は熊谷ラグビー場で関東女子大会が行われます。

一般の部(第4節)の組み合わせ、会場はBグランドです。
12:00 Sweets VS RKUラグビー龍ヶ崎グレース
13:45 日本体育大学女子ラグビー部 VS フェニペガルーヴ

先日のブログでも見所など書きましたが、明日は気温も上がりそうです。熊谷は風が強く吹き荒れる日もあるので、競った試合になるとキックを上手く使って戦えるかが勝敗の鍵になるかもしれませんね。また全体の得失点差も勝敗が並んだときに順位に影響します。どのチームも12月から始まった大会を通じて、連携が深まっているので攻守に良いプレーを期待しています。

そしてCグランドでは高校生の15人制も行われます(15分1本を5試合)。
第1試合 10:30 BRAVE LOUVE VS 北関東A
第2試合 10:55 北関東 VS 南関東
第3試合 11:20 北関東A VS 関東学院六浦
第4試合 11:45 北関東 VS 南関東
第5試合 12:10 BRAVE LOUVE VS 関東学院六浦

昨年までは7人制の大会でしたが、今年は15人制の大会になりました。第2試合と第4試合は未経験者中心の試合になります。個人的には非常に良い判断だと思います。2年生以下が中心のこの時期に15人制の試合が出来るほど高校ラガールの人数が増えてきたこと。そして普段の学校やクラブの部活動では8人で組むスクラムやラインアウトを練習する機会がありません。こういった大会の時に集まって、15人制に必要なスキルの経験を重ねることで夏のコベルコカップに向けての強化にも繋がると思います。

今の大学生世代でも15人制の試合経験が豊富な選手はほとんどいないと思います。例えばNZに半年ほど留学していた高校生のほうが、15人制の試合を多く経験しているのかもしれません。年間で15人制の試合の機会を多く作れるように、協会もチームも協力していきたいですね。

シドニー7s大会、日本は予選でサモアに21-17に勝って3位

WSS第4戦シドニー大会、セブンズ日本代表は予選プールでフィジーに5-29で負け、サモアに21-17で勝ち、イングランドに0-36で負け、1勝2敗の3位で明日は9位以下のチャレンジトロフィーに進出しました。

先日のブログでも書きましたが、それまでの3大会で1勝15敗。今年のシリーズで貴重な2勝目でした。明日のトーナメントの相手は招待チームのトンガ、先週の大会では7-31で敗れました。シリーズポイントを争うウェールズも予選でスコットランドに勝ち3位通過、トーナメントの初戦で同じくライバルのケニアと戦います。まだシリーズは6大会ありますが、 今後の残留争いを有利にするためにも明日トンガに勝って9位~12位決定戦に進出しなければなりません。明日のチャレンジトロフィーの組合せはこちら(大会公式HP)です

World RugbyのYoutubeサイトでは、日本相手にキックオフからフィジーがわずか8秒でトライを奪った場面がUPされています。この場面、追いかける日本がキックオフをしっかりキャッチしてキープしようと10mライン付近に7人ワイドに拡がりました。その後ろには大きなスペースがあるのを見逃さなかったフィジー、キックオフと同時に1人の選手がトップスピードでボールを追いかけ、前にいる日本の選手を一気に追い越してインゴールギリギリでトライしました。

世界のトップレベルは本当に隙がありません。決して日本代表が油断をしていたわけではありませんが、チャンスを見つけてボールを運んであっさりトライを奪うような色々な戦い方、驚かせるプレーをしてきますね。女子も年々、キックもパスもスキルが向上していますが、世界と戦って勝つためには粘り強いDF、しっかり1対1でキャリアーを倒しきるタックルスキルが必要になります。

日本以上に強化が進んでいる海外の強豪国、日本が実力差を埋めて、試合で勝つために自分と相手を研究し、良い分析をして、正しい努力、練習でハードワークし続けないとですね。

女子15人制日本代表レズリーHCの就任記者会見と経歴

1月30日にレズリー・マッケンジーHCの就任記者会見が行われました。日本協会のHPにも記者会見の様子がUPされています。

レスリー・マッケンジーHCは38歳、写真はラグビーリパブリックの記事から借用

先日のブログでは参加メンバーについて書きました。今回の会見は多くの取材陣が集まり、他にも多くの記事を読みました。ここではラグビーリパブリックの記事のリンクも載せますね⇒「サクラウエーブで独自性。女子15人制代表・マッケンジーHC、強化展望語る。」

レズリー(Lesley McKenzie)HCの経歴も載せてみました。日本協会のHPにも掲載されています。W杯にはカナダ代表で2回出場、加えてNZでもコーチング歴があるのは素晴らしいことだと思います。私も2015年にウズベキスタンの男子15人制と女子7人制を指導しましたが、それはあくまで経験。コーチングをしっかり学ぶ上でNZという環境を選んだのは間違いないでしょう。

●選手歴
  1999-2006  ブリティッシュコロンビア大学 HO/FL
  2004-2011  カナダ代表 HO(カナダ代表25Caps、女子ラグビーワールドカップ出場2回=2006年、2010年) 
  2008      ジョンソンヴィル・ラグビークラブ(NZ・ウェリントン) WTB/FL
  2009-2012  ワイヌイオマタ・ラグビークラブ(NZ・ウェリントン) FL/HO
  2008-09    ワイヌイオマタ・ラグビーリーグ(NZ・ウェリントン) セカンドロー・フォワード
 ●指導者歴
  2008-2011  ブリティッシュコロンビア大学女子ヘッドコーチ
  2012-2015  ウェリントン・ガールズ&ウィメンズ デベロップメントコーディネーター
  2012      カナダ FISU セブンズチーム ヘッドコーチ    *FISU 国際大学スポーツ連盟
  2015-2018  ワンガヌイ デベロップメントオフィサー(Wanganui NZ)
  2015-2018  ハリケーンズU18デベロップメントキャンプ リソースコーチ
  2016-2017  ワンガヌイ女子セブンズ ヘッドコーチ(Wanganui NZ)
  2016-2018  ハリケーンズU20バーバリアンズ、U20ハートランド アシスタントコーチ
  2017-2018  ワンガヌイ・マリスト・セルティック男子Div 1 ヘッドコーチ
  2018-      女子7人制日本代表アシスタントコーチ 

2017-2018にNZの男子のDiv.1のクラブのヘッドコーチをしています。私も2012年にNZにコーチング留学させてもらい、ノースハーバー地区のクラブチームで4ヶ月ほどお世話になりました。NZのクラブのトップチームで指導した経歴が気になったので調べてみました。ワンガヌイ地区はNZ北島の南、首都ウェリントンから北におよそ200km離れた地区です。

Wanganui Marist Celtic RugbyのFacebookページのカバー写真を拝借

ワンガヌイ地区のプレミアリーグの戦績(英語)を見ると、8チームのリーグで8勝6敗と勝ち越して5位でした。ボーナスポイント見ると1位のチーム(10勝4敗)と同じ11ポイントなので、上位チーム相手にも接戦が出来ているわけのではないでしょうか。私も女子の指導に苦労しましたが、女子が男子を指導するのはそれ以上の苦労がある気がします。何よりそういった経験のある女子の指導者を見たことは正直ないというか、聞いたことはありません。

昨年5月のNZヘラルド紙に、レズリーHCがワンガヌイ協会を離れることが記事になっていました⇒Wanganui Rugby Union development officers Justin Lock and Lesley McKenzie leave the nest

軽く目を通しましたが、ワンガヌイ協会にたくさんの貢献をしていたのが伝わってきました。 レズリーHCは2021年のW杯に向けて「サクラウェーブ」という言葉を挙げたそうです。イメージは上記のリンク先にも書かれていますが、私は男子代表HCのエディーさんやジェイミーさんと同様、「日本ラグビーの独自性」「オリジナル」といった部分を強みにしていく意向なんだと思います。今の時代、国際レベルでオリジナルのスタイルを築き上げるのは非常にハードルが高く、難題です。

サクラセブンズと比べて、選手を集めての合宿など拘束時間など強化費用も限られる中でどれだけ強化を進められるか。正直、今の環境のままでは頑張って鍛えても2017年W杯と同様の結果になるかと個人的には予想しています。協会がどのように代表チームの強化を進めていくかのビジョンを提示したり、代表に関するスケジュールなどの情報を公開して、周りの関心を高めるかも含めて今後の動向に注目しています。

日本協会のHPにあった上富田での合宿のレポートにあった写真を拝借

ともあれようやく動き始めたサクラフィフティーンの活動、W杯出場を目指す選手たちのモチベーションは高まっているでしょうし、2月は関東大会に加えて関西大会も行われます。代表も7月にオーストラリア遠征を予定しているみたいで、もしかしたらオーストラリアのスーパーラグビーの女子チームと試合する機会などあるかもしれません。まずは国内で15人制の試合経験、それも80分間なるべく高い強度で最後まで勝敗がわからない接戦を戦い抜くような経験を積み重ねて欲しいですね。その先に日本人よりもサイズもスピードもある海外の強豪国とのテストマッチの勝利を信じて。

最後にヨーロッパでは伝統のある6カ国対抗戦がいよいよ開幕します。女子の試合も行われ、2017年W杯で日本と戦ったフランス、アイルランドなどの強豪チームはここで試合経験を積み重ねています。今週末は女子のワールドセブンズシリーズのオーストラリア大会もありますね。時間があればYoutubeで海外の試合も見て、ブログに観戦記を載せられたらと思います。

男子セブンズ日本代表WSSハミルトン大会を終えて

先週末にNZハミルトンで行われたワールドセブンズシリーズ(WSS)ハミルトン大会、日本代表チームは初日の予選、2日目のトーナメントともに1勝も出来ずに15位で終了。シリーズ3大会を終えて、1位のフィジーと米国は57ポイントですが、日本のポイントはわずか4。苦しい戦いが続いています。

写真はTwitterにUPされたものを拝借しました

海外の強豪チームとの力の差は明らか、注目は北米の米国とカナダ

日本代表のシリーズ3大会の全試合の勝敗を見ても1勝15敗、1勝は第1戦ドバイ大会のケニア代表に26-19で勝利したもの。15敗の中身を見ると、30点差以上の負けは6試合、ノートライの完封負けは7試合。セブンズの試合では3トライを奪ったチームが勝利する可能性が高いですが、日本代表が3トライ以上奪えた試合はドバイ大会のケニア戦と、土曜に行われたハミルトン大会の予選で19-22と惜敗したスペイン戦のみ。

写真はドバイ大会のケニア戦、日本協会のHPから拝借

今年のシリーズ大会は2020年の東京五輪の予選も兼ねています。そのため参加している各国も大会の1つ1つの試合が勝負です。7人制は15人制に比べると強化がしやすいために、15人制の強豪国とは違った国が勝ちあがることも珍しくありません。先日のハミルトン大会ではカップ戦に進んだ予選の上位8カ国の中でヨーロッパ地域から勝ち上がったのはスコットランドのみ。その中で注目したのが北米地域の米国とカナダです。

米国は第1戦ドバイ大会でカップ1回戦でフィジーを破り、決勝でNZに敗れたものの準優勝。続く南アフリカのケープタウン大会でも決勝に勝ち上がり、フィジーにリベンジされたものの準優勝、そしてハミルトン大会も準優勝。カナダは始めの2大会ではカップ戦に進めなかったですが、ハミルトン大会では予選で日本代表に26-0と勝利、スペイン代表と勝敗で並びましたが得失点差で上回ってカップ戦に進出しました(7位で終了)。

米国もカナダも15人制の代表チームは1月28日現在、世界ランキングでそれぞれ12位と20位。そして日本はそれを上回る11位です。WorldRugbyのHPにある世界ランキングはこちら。ちなみに女子日本代表の現在の世界ランクは16位でした。国際試合を重ねないと順位は上がりませんが、実際の実力はもう少し上だと思います。

米国代表はケープタウン大会の予選で日本に54-0と大勝、写真は日本協会のHPから拝借

来週末に行われるシリーズ第4戦オーストラリア大会に向けて

日本協会のHPでも日本代表チームのオーストラリア遠征に向けた参加メンバーが発表されました。特にメンバーの変更はありませんでしたが、連戦が続くシリーズ大会、固定されたメンバーで戦い続けることで、チームの総合力が上がっていくと思います。それでも海外の強豪国との力の差があるのが現状、今は目の前の試合を全力で戦って、接戦をものに出来るかどうかの経験を積んで、強くなっていくしかないかと思います。

そしてこのシリーズ全大会に参加できるコアチームの権利を何とかキープしなければなりません。そのためにはシリーズ上位15カ国にはいること、3大会を終えての順位を見ると現実的な目標は、シリーズ6ポイントのウェールズ、11ポイントのケニアとの試合に勝って、獲得ポイントで上回る必要があります。3年前のリオ五輪では予選の初戦で優勝候補のNZを破った勢いで、メダル獲得は逃したものの世界を驚かせる4位で大会を終えました。

東京五輪での日本代表での活躍を期待する1人として、男女セブンズ日本代表チームの活躍も応援しています。女子セブンズ日本代表は明日19日から来月2日までいわきで合宿を行う予定です。女子の代表チームについても、別の機会にブログで書いていきます。

女子15人制合同合宿の参加メンバーについて

19日に合同合宿の参加メンバーが日本協会のHPで発表され、20日に集合して和歌山県上富田町で24日まで合宿を行っていました(写真つきの合宿のレポートはこちら) 。16日に新しい日本代表のヘッドコーチとしてレズリー・マッケンジー氏が就任したことも日本協会のHPで発表されています。元々は7人制日本代表サクラセブンズのアシスタントコーチも任されていますが、しばらくは兼務するみたいです。

そもそも女子15人制日本代表は2017年8月のアイルランドW杯を終えてから、この1年半近くの間、代表活動が休止していました。ベスト8進出を目指して挑みましたが、結果は12チーム中11位。最終戦はアジア予選でも戦った香港を相手に、44-5で快勝(日本協会のHPにある香港戦レビューはこちら)したものの、海外の強豪から勝利を勝ち取ることは出来ませんでした。

しかし国内で15人制日本代表サクラフィフティーンを応援していたファンからは今までにないくらいたくさんの期待と応援がありました。試合を見ていたトップリーガーの選手がTwitterなどSNSで情報発信しているのを私も見て驚いたくらいです。そして次の大会に向けて、出場していた選手たちも4年間しっかり準備を重ねれば間違いなく強豪国を破ってベスト8に入れる手応え、自信を掴みました。

高まっていた期待もこの1年半で変わりましたが、2017年W杯のサクラフィフティーンは大学生を中心に若い世代が引っ張っていたので、ここから2021年のニュージーランドW杯に向けて、どう成長していくのか楽しみです。ラグビーマガジン最新号(3月号)の129ページにも女子15人制代表について記事が掲載されています。

今回は社会人の選手を15人制強化合宿、大学生以下の選手を女子TIDキャンプの参加メンバーとして、合わせて37名が召集されていました。HPでのメンバー発表には所属チームとサイズが載っていましたが、ポジションがなかったので、今回は私なりにポジション別に分けて紹介します。なおアイルランドW杯の代表メンバーには頭に★マークを、高校生選手には☆マークをつけます。

FW 19名(うちコンディション不良による不参加2名)

PR ★南早紀、★江渕まこと、加藤幸子、細川恭子、(不参加)★藤本麻依子

HO ★小林ちひろ、★齋藤聖奈、★鈴木実沙紀

LO 松尾綺子、松永美穂、★三村亜生 、村上愛梨、☆阿部純佳、★櫻井綾乃

FL/No8 荻原春花、★高野眞希、★塩崎優衣、永井彩乃、(不参加)永岡萌

BK 14名(うちコンディション不良による不参加1名)

SH 原仁似奈、新原響

SO 大塚朱紗、☆西村蒼空、古田真菜

CTB 小林花奈子、鹿尾みなみ、(不参加)内海春菜子

WTB/FB ★田坂藍、★平野恵里子、本間美月、保井沙世、庵奥里愛、名倉ひなの

未定 4名(自衛隊体育学校所属やセブンズユースアカデミーでの活動が中心のため)

石井寿依(WTB??) 、葛西杏奈(LO??)、星野恵(FW??)、☆香川メレ優愛ハヴィリ(FW??)

参加メンバーのHPでのサイズを見ると、身長170cmオーバーが5名、体重70kgオーバーが8名になります。サイズについてはW杯で体格に優れている世界の強豪チームと、中3日で戦って勝ち上がるためには、大事な要素だと感じています。しかしW杯のアイルランド戦では、サイズに劣るFWがまとまってスクラムを押し込み、スクラムトライを奪いました。代表候補選手それぞれが自分のチームでハードワークしてどれだけパワーアップできるかが代表チームの結果に直結します。

そしてHPでの発表を前に召集はされたものの、コンディション不良や学業都合により参加を辞退した選手もいるようです。今後は海外チームとのテストマッチも予定されているそうなので、今回の参加メンバー以外からも代表入りしてくる選手は出てくるはずです。
代表最年少ながらアイルランドW杯で大活躍し、大会ドリームチームに選ばれた青山学院大学の津久井萌選手(写真は高木哲也氏より)
今年の太陽生命WSSで総合優勝を果たした日本体育大学のキャプテン山本実選手(写真は日本協会のHPより拝借)

女子は男子と比べると7人制の活動が活発ですが、15人制の代表活動もようやく動き出しました。サクラフィフティーンが目標を達成するためには、選手だけでなく、協会をはじめ関係者の努力、協力があってこそです。チームJAPANという形を作れるように、まずは3月の全国選手権に向けて、各チームが面白い試合を魅せてくれるのを期待しています!