10時のキックオフに間に合うように到着すると、ちょうど茗溪がタックル練習で気持ちを上げていました。今年のチームの試合を生で見るのは初めてですね。関東新人の早稲田実業との試合はYoutubeで見て、ブログに書きました⇒こちら。
得点を奪いあい、関東2位相手に互角の戦いを見せた茗溪学園
この試合、関東新人大会で1回戦で負けた茗溪学園が準優勝した流経大柏相手にどんな戦いが出来るかが注目でした。もともと3年前の中学時代は関東では負け知らずの実力ある学年です。今日の茗溪学園は相手に走り勝つ意識をチームで切らさないように、プレーが切れるたびに「走るぞ」「走ろう」のコールが聞こえていました。
前半の得点経過は、6分に茗溪が先制して7-0、14分に流柏が同点に追いつき4分後に逆転のトライ、27分に茗溪が再逆転で14-12とするも終了間際に流柏が再び逆転して茗溪14-17流柏という展開でした。チャレンジした茗溪がまず素早くしつこいDFで反則を誘い、それを起点にテンポ良いアタックでG前に迫り、継続してトライを奪えば、流柏も相手の反則からチャンスを作ると、敵陣22mでFWがしつこくコンタクトしてDFを寄せると逆サイドからSOの脇に走り込んだ選手が僅かなギャップを抜けてトライを奪ったり、双方共に攻守に良いプレーを見せていました。
後半の得点経過は、1分と7分に茗溪が連続トライを奪い26-17と逆転すると、12分に流柏がトライして2点差、20分に茗溪が突き放すトライで31-24となり残り10分。逃げ切りを図るも開き直って思いっきりのあるアタックを見せた流柏が27分にトライとG成功。このあとのキックオフで茗溪がダイレクトにキャッチして一気に敵陣22mに入り、最後にG前に迫ってトライを期待しましたが、FWがコンタクトしたところで相手のプレッシャーを受けて反則。流柏はそこからクイックで攻めてお互い走り勝とうとチャレンジしましたが何とか守ってノーサイドになりました。
茗溪の後半の最初の2トライはラインアウトから1次ATでWTBが裏に抜け出したのと、相手がボールを落としたこぼれ球を裏に蹴って拾ってインゴールに飛び込みました。9点差ついた状況で、粘り強く守って相手にプレッシャーをかけたい状況でしたが、相手のATを止めるのに精一杯で、なかなかボールを奪うチャンスを作れませんでした。茗溪のDFは粘ったものの、コンタクトの場面で劣勢になるのがだんだん増えてきました。毎年の課題でもありますが、この接点でどれだけ戦えるかが、花園での年越し、そして元日越え出来るかどうかのキーファクターですね。
アタックについてはSHでキャプテンの大越が今日も良い捌きを見せて、キックでエリアを前に進めたり、ラック脇を抜ける場面もあるなど、チームを引っ張っていました。それに加えて12番藤井、今日は8番に入った井上が良いゲインを重ねて目立っていました。オプションは色々ありそうなので、正しいオプションを共有できるようになると、もっとアタックに迫力が出るような気がします。FWはスクラムは苦戦していましたが、フロントローの豊島、持田、亀山は攻守によく走っていたと思います。
DFではコンタクトの場面でより強く、よりしつこく。相手がミスをするまで我慢するのは強豪相手には難しいので、やはりどこかでボールを奪えるようなプレーが出来るようになって欲しいですね。2月に比べると、今日は少しでもそういう場面があったので、あとは普段の練習でどれだけ仲間内で拘れるかですかね。
試合のあとに監督の高橋先生ともお話し出来ましたが、来週も再来週も練習試合が予定されているそうなので、怪我人も若干名はいますが試合を重ねてタフになって欲しいです。また機会を見つけて応援に行こうと思います。頑張れ茗溪!!