サクラ7sは招待参加のワールドシリーズ米国大会でフィジーに勝利し、10位で終了

ラグビーW杯で全国各地で盛り上がる日本ですが、その裏で女子セブンズ日本代表、サクラセブンズはWorld Women’s Sevens Seriesの第1戦米国グレンデール大会に招待チームとして参加、東京五輪まであと290と数日を前に世界の強豪国に挑んでいました。

大会を振り返る前に、4月に行われた北九州大会について書いたブログを読み返してみました⇒「サクラ7s、北九州シリーズ大会を12位で終了

1勝して順位は上げましたが、全体で考えると北九州では5試合で奪った得点は57点(9T6G)、失点は139点(21T17G)。そして今回の米国グレンデール大会では得点は56点(7T7G)、失点は145点(23T15G)でした。各試合のスコアなどは下記の協会HPのリンクからチェックできます。
結果報告と稲田HC、キャプテンのライチェル選手のコメントはこちら

強豪国との差を感じるもポジティブに振り返ることが出来た大会

大会2日目の試合映像その1、フィジーに逆転勝利した試合は2:00:00過ぎから

まず時差もあり日本時間の深夜から朝にかけて行われた大会。FacebookページからLIVE中継されていたので観戦することが出来、予選のイングランド戦以外はほぼ見れました。

初戦は前回シリーズ王者、NZ女子代表BlackFernsを相手に前半から臆することなく全力でアタックを仕掛けていた印象です。最終的なスコアは7-40と引き離されましたが、前半は攻守にプレッシャーをかけていたし、NZから奪ったトライは大会ベスト7トライの1つに選ばれました⇒「黒木選手のランからチャンスを作り大竹選手が奪ったトライは1:50過ぎから

2戦目のイングランド戦は起きれませんでしたが、スコアは14-21の接戦に。Twitterで見つけた平野選手のトライ場面は「 (本文から)息のあったパスワークと丁寧なハンドリング」で、個人的には日本が狙っているアタックの形が出たように感じました。その一方で日曜の朝に起きて観戦した3試合目のロシア戦は疲れもあったのか、勿体無いミスが目立ちアタックが継続できず、DFでも粘れずにトライを重ねられて0-29の完敗でした。

予選プールの結果、8強のカップ戦に進出するには1勝して得失点差をあと20点は減らしたい・・・日本に大勝できなかったイングランドは得失点差で全体9位でした

2日目はフィジーに勝利も、最終戦はゲームを支配できず完敗

最終戦は再びイングランドと戦い相手のアタックを倒しきれず完敗、試合映像は8:00過ぎから。

2日目のフィジー戦ではトライの奪いあいから後半に逆転されるも残り1分で逆転、そのあとのキックオフを再獲得してボールを30秒キープして逃げ切るはずがラックファイトで負けて残り10秒を切ってターンオーバーされるピンチ。それでも必死にタッチ際を追いかけてミスを誘い何とか勝利。最終戦は日本時間で朝6時半過ぎ、仕事に出かける準備を前に観戦しましたがアタックはミスから継続できず、DFでもタックルミスが目立ち、12-36で完敗でした。2日目の最終戦で接戦に持ち込めないのは力不足ですね。

試合の経過ばかりであまりポジティブに振り返れませんでしたが、強豪国相手に個々の選手での奮闘が目立ちました。懸命にトレーニングを重ねているからこそ、自信を持ってプレーしているんだと感じます。

まだ高校生の香川メレ優愛ハヴィリ選手、それまではほとんどプレーを見る機会がありませんでしたが、この大会ではかなりの時間で出場し頑張っていました。これからの成長と活躍を期待したくなるプレーでした。黒木選手のアタックでDFラインを突破するラン、大黒田選手の攻守にわたる奮闘も目立っていました。以前より集中しているというか、勿体無いミスが減り、自ら仕掛けながらも周りを見てチャンスメイクをしていた印象です。

世界の強豪国との実力差はまだまだありますが、4月の北九州のときと比べたら、良くなってきているのかなと。そして代表復帰を目指すリハビリ組もいますね。今日で東京オリンピック開幕まであと290日です!毎日がチャレンジ、頑張れサクラセブンズ!