オンラインコーチングを考える

約1ヶ月ぶりのブログ更新になります。何回か更新しようかなというつもりが、明日にしようかと思って結局は更新せず・・・久しぶりに書き始めたら、ブログサイトの投稿フォーマットが更新されていて書き慣れず苦戦してます...今回は春からのコロナ禍で最近、多くの話題を集めるオンラインでのコーチングについてです。

代表カテゴリーでオンラインキャンプが実施されています

前回のブログでも女子日本代表のサクラフィフティーンもオンラインキャンプを話題にしていました。代表チームは延期されているW杯アジア予選に向けて、なかなか日本各地から選手を集めることができない状況。その中でFWとBKに分かれて4日間のキャンプを行いました。今後の更なる強化に繋げるために、スキルや戦術の理解力の向上の他にも様々な取り組みを行ったようで、参加した選手も久しぶりの再会を楽しみながら、課題に取り組んでいたようです。

そして先週末、高校生のTIDユースキャンプ(Bigman & Fastman Camp)が行われました。日本協会HPのレポートはこちら。今回は全国から選ばれた選手に加えて、自己推薦枠で18名の高校生が参加しています。オンラインも初の試みですが、スタッフもU20JAPANの水間さん、高校JAPANの品川さん、両監督もいて豪華なこと。レポートを読んでいてもそれぞれのコーチが選手の意識を劇的に変える取り組みにチャレンジし、それに選手が貪欲に取り組んでいるのが伝わりました。取材しているジャーナリストの方々の記事にも刺激と学びがたくさんあったようです。

2年前からB&Fキャンプを担当している野澤武史さんの「君達はすでに日本代表へのレールの上に乗っている」という言葉、読んでいる私もい少し興奮しました。選手も聞いてから明らかに気持ちのスイッチが変わったでしょう。コーチングスタッフも画面の前の選手に対して、どのような言葉を投げかけるか、ぶつけるか。実際に見えない選手に対してどう上手く声かけるか、きちんとした準備をして臨まないと出来ませんね。

Yahooにもこのキャンプについての記事があったので、紹介しますね。
「自己推薦枠?オンライン?日本ラグビーのユニークなタレント育成キャンプとは」

https://news.yahoo.co.jp/byline/taramasataka/20200827-00194781/

これからもオンラインのニーズが増えるのではないか

高校カテゴリーは年末の花園に向けて、各地で予選の日程が発表されています。先日、千葉県の予選日程が発表されましたが、無観客試合で行われるとか。保護者などチーム関係者には残念は発表ですが、この後の感染者数の減少によっては変更される可能性もありますね。女子も10月下旬に熊谷で行われている全国U18女子セブンズ大会が行われるかどうか検討中で9月に開催の有無が決まるそうです。最近は新規の感染者数が減る傾向が見られていますが、運営する側は直前まで調整が続くのは否めませんね。

その中でオンラインでコーチングを行う機会は続いていくと思います。それはグランドで指導するのとは違った機会で、行うコーチ側はかなり頭を悩ますと思います。それがコーチの成長を促す良い機会になるかもしれません。例えば動画を準備したり、解説に必要な図を用意したりすることで、頭の中を整理して、選手に明確に伝えられる可能性はあります。「ピンチをチャンスに」という言葉がありますが、選手・スタッフ共にこういう状況でこそ、どうするか工夫していくことが成長するチャンスになりますね。

オンラインでのコーチングのメリットもあるでしょう。先ほどの記事の中で、野澤武史さんも「今回は練習がなく『理解する』『明確にする』といった部分にフォーカスでき、インプットの質は従来より高かったかもしれません」と話していました。異なる環境の中でいかにメリットを見つけ、強みを生み出すかですね、今後もそういう柔軟な考えと行動を取れる人が求められていきそうですね。

まずは今の状況が少しずつ良くなり、試合が行われるようになり、観客が楽しくみれる試合が出来る、当たり前の日常に戻れるように願います。それぞれが感染防止に努めて、協力し合っていきましょう。