サクラフィフティーンのW杯出場決定とアイルランドとの試合決定

帰宅したら、女子日本代表サクラフィフティーンがW杯出場を決定したとの報道がありました。日本協会HPの発表はこちら。どうやらAsia Rugbyが新型コロナ禍でのスケジュール調整を鑑みた結果、アジア予選の形式を変えてしまったようです。実は噂レベルでは以前に知り合いの方から聞いてはいました。World Rugbyの承認に時間がかかったのかもしれませんが、そういうこともあるんだなと。森会長、レスリーHCのコメントも上記のリンクにありますが、いずれにせよ、予想通りアジア1位としての出場となりました。

予選プールの組合せはこちら、15人制では直接戦った経験のないカナダ、アメリカと同じ組なのは、テストマッチ経験の浅い日本には少し苦しい組合せ。

上記の協会HPのリンクには試合日程も記載されていますが、2017年の前大会は、ユース世代のW杯でもあるJWCなどと同様に中3日や中4日での試合日程でした。1年の延期に伴い、試合日程も見直されて中5日や中6日などコンディション調整に余裕が出て、参加国には良いことだと思います。先日のヨーロッパ予選の試合を見ても感じましたが、女子15人制もここ数年の間に、強豪国のフィジカルレベルが向上しています。海外勢とのテストマッチ経験の少ない日本代表選手の体への負荷を考えても、良い決定だと思います。

来月の20日にアイルランドとのテストマッチが決定

そして先日、日本協会からアイルランドとのテストマッチが20日に行われるとの報道がありました。アイルランド女子といえば、2017年予選プール2戦目の激闘ですね。前半14-0とリードを奪って折り返すも、開催国アイルランドの粘りと底力に及ばず、後半に24点を奪われての逆転負けでした。ハイライト載せますが、フル映像もYouTubeにありますね前半に1番江渕選手や3番南選手がアイルランドFWにガンガンタックルぶちかましていたような印象です。

個人的なベストハイライトはFW8人で勝ち取ったスクラムからのペナルティートライ

そして先月行われたヨーロッパ予選ではスペインとスコットランドに逆転負けして、来年のW杯出場を逃してしまいました。前回10月4日のブログでもハイライトの動画を紹介していましたね。それでも来月の遠征で日本と戦うウェールズ、スコットランドよりも強敵だと思っています。世界ランクも8位で上ですし、2014年のW杯では予選プールでNZに勝った国です。

https://twitter.com/IrishRugby/status/1441803594647343107
アイルランドに黒人系の選手がいた記憶は男子含めてもないのですが、この3番の選手の先制トライは衝撃でした。
https://twitter.com/IrishRugby/status/1439624667216719875
ヨーロッパ予選では初戦でスペインに負けて、追い込まれた2戦目のイタリア戦で15-7で勝利。キックカウンターの11番の爆走が衝撃でした。

上のTwitterでも紹介したように、強力なランナーがいるチームです。ただ試合映像はあるので、戦い方や注意する選手などは事前に想定できると思います。W杯出場を逃したとはいえ、母国でのテストマッチですから、フルメンバーで叩きに来ると思います。テストマッチ2試合を戦って、昇り調子の日本との試合は激戦になりますね。YouTubeでライブ中継されるかな。女子日本代表の遠征については、来月初めにでも改めてブログに書こうと思います。

女子セブンズ日本代表候補SDSは合宿を継続中

https://twitter.com/JRFUMedia/status/1450340938652520448
様々なボールを使ってのトレーニング、コーチ陣も混ざって楽しそうです

前回のブログでは活動レポートもなかった女子セブンズ日本代表ですが、徐々に合宿のレポートや取材レポートが見れるようになっています。19日のTwitterでは動画付きで紹介されていましたね。17日から始まった合宿レポートはこちらそして来月のドバイ大会まで気づけばあと1か月です。時間がない。対外試合も出来ない中で、新チームになってすぐ結果が求められるのは苦しい状況ですが、逆境を乗り越えてこその代表チーム。選手の一部は、大学の授業や教育実習の関係でチームを離れているとか。若いチームなので、仕方ない部分もあります。15人制もセブンズも来月の海外での戦いに大注目ですね!!!

その他、ユース世代に目を向ければ様々な試みが始まっています。11日には「ラグビー・エンパワメント・プロジェクト」次世代リーダー育成事業の参加者決定のお知らせという発表がありました。全国から女子選手が参加していますね。第1回は先週16日に行われたようで、そのうち協会HPにレポートが上がるかもですね。そして8日には女子15人制TIDユースチーム候補選手が発表されました。活動予定を改めて見ると、来週27日からオンラインセッションが始まります。どういう形になっていくのか、選手を上手く引き上げて、積極的な強化に繋げてくれるのを期待しています。

これからの1か月が、女子ラグビーにとって世界に挑む大きなチャレンジになりますね。世界にサクラを咲き誇って驚かせるために頑張ろう、日本。