この週末に行われた太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2024第2戦熊谷大会、先日の北九州大会に続いて面白い試合がたくさん見られたようです。私がYoutubeで見た試合はそんなに多くはないのであまり長々と書かないようにしたいなと。
ただ東京山九フェニックスがPEARLSに逆転勝利した決勝戦と同じかそれ以上に盛り上がったのはトーナメント1回戦で日体大が昨年のシリーズからの連勝を続けていたながとブルーエンジェルスとぶつかり、前半を終えて0-12のビハインドから後半に追いつき、延長の末勝利した試合だったと思います。前日の予選プールでも戦い14-26の負け、昨年からの悔しい思いも重ねての勝利。熊谷大会では4位に終わりましたが、チームには価値ある勝利でした。
決勝戦は2022年の総合優勝チームのフェニックスと前回の北九州大会に続いてPEARLSが優勝をかけた戦いに挑みました。レフリーは京都成章の高校生でしたが、本当に堂々としたレフリングで見ている方にも緊張感が伝わるファイナルらしい試合だったのではないでしょうか。試合は自陣G前に攻め込まれたPEARLSがそこから攻めて庵奥選手が抜け出して独走トライ。その後のキックオフからフェニックスがボールを獲得すると岡元選手が抜け出して同点に追いつきます。この決勝戦は19-12でフェニックスが逃げ切りで勝ちましたが、同点トライにジャッカルに攻守にわたって岡元選手の活躍が目立ちましたね。
日本協会HPの大会結果のお知らせは、こちら。2024シリーズ前半の2大会を終えての総合ポイントを見ると例年よりも順位の変化が大きく感じます。北九州ではサクラセブンズの候補メンバーが出場していましたが、今回は不参加だったことでナナイロプリズム福岡にとっては厳しい大会だったかもしれませんね。PEARLSは2大会連続の準優勝から次はホーム鈴鹿大会。ここで優勝したらシリーズ総合優勝に大きく近づきます。一方で8強に残れなかった4チームは同じ顔触れ、入替戦を回避するためには残り2大会で8強入りを果たせるかどうかですね。
少しだけヨーロッパの6か国対抗戦の話、イングランド女子への歓声に驚き
お勧めに出てきたイングランドとアイルランドのハイライト動画を見たらイングランドの強さよりもまず観客の歓声に驚いたんですよね。そうしたら玉井選手がポストしていてこの試合に4万人以上もの観客が集まったとか、日本では想像し難い。そしてこれだけの観客がどうして集まるのかも正直わからない。それだけのファンがいて熱狂する魅力があるのは事実で、それを現場で見て、感じて、こうして発信してくれる方がいるのは本当に感謝、ありがたい。
また映像はまだ見ていませんが、スコットランド女子がイタリアに勝利したのはちょっとした驚き。昨年11月にWXVのスコットランド戦後に書いたブログは、こちら。イタリアは2022年のW杯で日本に勝ち、男子含めてW杯で初の8強入りを果たした強豪国。スコットランドは2019年の秋のテストマッチではサクラフィフティーンに敗れていました。そこから4年少しで強化を進めてのイタリア撃破。この2か国のどちらかとは秋のWXVで戦う可能性もありますね。日本は来月に行われるアジアのテストマッチで更に進化した姿を見せてほしいですね。