サクラフィフティーンの話題と女子6カ国対抗

協会のHPに明日21日から25日まで行われる女子15人制合同合宿のお知らせがUPされました今回は勝浦の国際武道大学で、朝霞駐屯地と共に慣れ親しんだ合宿地のような感じですね。セブンズとは違うので、そろそろポジション別にメンバー並べて欲しいです(苦笑)

参加メンバーを見ると関東大会で活躍した選手が多く選ばれています。RKUグレースの内海春菜子が久しぶりに呼ばれてますね。どの試合でも活躍してアピールしていただけに期待しています。正確なコンバージョンでチームを引っ張った横河武蔵野の高木萌結も選ばれていますね。もちろん怪我で選ばれていない選手もいると思いますが、来年のW杯に向けた代表の8割以上はこのメンバーから選ばれると思います。セブンズ代表、SDS組を除いてもこれだけのメンバーが集まれるので、かなり固定されつつあるかなと。

関東大会の予選2試合では男子以上の高い成功率でチームを引っ張った高木萌結、まだ大学1年生の伸び盛りですね。大学生の若い選手をどう育て国際レベルまで鍛え上げられるか。

あと久しぶりにアルカスのマテイトンガ選手が入ってますね。最近のプレーは見ていませんが、年齢を感じさせない動きとパワーに期待せずに入られません。ちなみに私と1歳違いでした。 来年のW杯には五輪を終えたセブンズ組からももしかしたら入ってくる可能性はあると思います。 トライを個人で取りきれるようなエースが出てこないと、W杯での目標達成はなかなか厳しいですね。

来月に香港で行われる予定だったアジア予選は、5月に延期になりました。個人的には再延期の可能性もあると思いますが、セブンズシーズンの中に入ってしまっているので、選手は切換えが大変でしょうね。それを覚悟で頑張らないと。

女子の6カ国対抗、Youtubeで見れる機会が増えています

タレント、スキルの揃った女王イングランドはスコットランド相手に、途中で雪が降る悪天候の中、53-0で大勝。BKで外を走りきれる選手が多いですね。

ここ数年は海外の女子ラグビーも興味があって、探してはチェックしています。今は6カ国対抗戦の時期ですね。女子だとイングランドとフランスの2強とそれ以外の4カ国、といった構図でしょうか。本当はイギリスの国内リーグなども気になるのですが、今はYoutubeで探せば何かしら映像が見つけられるのはありがたいです。女子の選手はNZに留学して州代表に入って活躍する選手が毎年出てくるようになりましたが、海外で活躍できるインターナショナルで通用する選手を増やしていかないとですね。

昨年11月にスコットランドに勝利した日本の次のターゲットは、2017年のW杯でも接戦になったアイルランドやウェールズ、もしくはスペイン辺りではないでしょうか。アジア予選以降の強化スケジュールはわかりませんが、是非テストマッチの機会を作って欲しいとは思います。W杯の前にそういった機会を作るのもW杯での目標達成に向けての強化策なので。

豪州のスーパーラグビーのチームは女子チームもあって、国内でリーグ戦を行っています。こういう環境にチャレンジできる機会を作れるようになるとまた成長できますね。

今も探していたらリーグラグビーの試合映像出てきたので、紹介します。1:10過ぎから1分少しが女子のプレー映像になりますが、上手なステップから裏に抜け出してのトライばかりステップもスキルとして、しっかり教えて上手くさせないといけないかもしれません、日本のようなチームは特に。セブンズにしても15人制にしても今後どのように強化していくべきか、自分なりに色々考えることもあるので機会があれば、ブログにまとめます。

(追記)Twitterを見ていたら女子のレッズの開幕戦のメンバーに北海道BBディアナでもプレーした平田彩寧選手が9番で入ったそうです。もともとクイーンズランドの大学に留学していて、オーストラリアを拠点にしている選手ですね。

サクラセブンズの予定と太陽生命WSSの話

珍しく今週2回目の投稿です、週2回の更新が目標なのですが、ほとんど出来ていません。海外の女子の試合も気になるので、もう少し背伸びして頑張っていきます。

サクラセブンズは東京五輪まで熊谷を拠点に調整

東京五輪開幕まであと160日少し、2018年のアジア大会では金メダルを取ったサクラセブンズ。本番に向けて強化とセレクションは続きます。写真は日本協会HPから拝借。

さて、日本協会のHPに女子セブンズ日本代表の活動予定が更新されていました。今日から和歌山でSDS合宿を行っています。3月末には南アフリカで、4月末には日本でそれぞれ大会には日本代表で参加しますが、合宿ではSevens Development Squadとしておそらく20名ほどで強化を進めていくと思われます。

これまでのワールドセブンズシリーズでは3大会に招待参加し、前回のシドニー大会ではメンバーの入れ替えがありながらもスペインに勝利して9位で終えました。復帰が近い選手がいるのを考えると、層はかなり厚くなりました。直前の北海道合宿を除くと、全て熊谷で行われるみたいなので、熊谷を拠点に強化と本番に向けてのセレクションをしていくのかなと。ただ個人的には、怪我人が出ないか心配です。4年前もそうですが熊谷グランドで怪我をしてしまった選手を何人か知っているので。

3月末のワールドシリーズに向けてのチャレンジャーシリーズの参加国もHPで発表されています見る限り昇格に向けてのライバルはヨーロッパとアジアの国ですね。中南米、オセアニア、アフリカのチームは強豪国を除くと、経済的な支援も含めなかなか厳しいのではないかと。この大会に登録されたメンバーが夏の東京五輪にも出場する可能性が高いはずですし、昨年は惜しくも準決勝でスコットランドに惜敗しましたが、過去の大会と同様、ミスなく力を発揮できれば十分勝てる大会です。

昨年の香港での昇格トーナメントでは、準決勝のスコットランド戦でミスからペースをつかめずにまさかの敗退。来月の南アフリカでも、戦う可能性が高いですね。

選手はメンバー入りを目指して、多少の無理をすることもあるはず。合宿間はそれなりにレストを入れていると思いますが、合宿中でも選手のコンディション管理、良いマネージメントが本番の活躍に向けての鍵ですね。五輪開幕まであと160日少しです。

太陽生命WSSの日程が発表、SDSからの参加はあるのか

続いて、日本協会のHPに2020年の太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ(WSS)の大会日程など実施概要が発表されました。今年も昨年と同じ4つの開催地で争われます。昨年は最終戦の裾野大会2日目が残念ながら濃霧で中止になりました。今年は6月の終わりに鈴鹿で最終戦が行われます。楽しみですね。

裾野大会は2日目に観戦に行ったら9時過ぎの時点で、照明も見れない濃霧でした

そこで気になるのが代表候補になっている選手はシリーズ大会に参加するのかどうか。4年前のリオでは代表の主力選手は出場しない、いわゆるコンディション調整のためのプロテクトがあったと思います。昨年は東京大会で日本代表選手が所属チームの試合に出場していたりしましたが、短い調整期間でチームによって良し悪しがあったかと思います。改めて発表された代表合宿の日程を見ると、日程が重なっていたり、直前まで合宿をしていますね。ただ東京大会はその前の週に味の素スタジアムでアジアセブンズインビテーショナル2020が行われます。

それなので、個人的にはその登録メンバーから外れた選手は一旦所属チームに戻して、東京大会で出場してアピールしてもらえれば大会も盛り上がるのかなと期待しています。

後はチャレンジチームのメンバーがどうなるか。正直、昨年は他のチームと比べると、高校生や大学生が中心で若く、かなり厳しいメンバーで、たぶん1勝も出来ずに総合順位も12位。今年については、個人的には半分くらいをSDSから出してみるのもよいのではないかなと。例えば白子選手はまだラグビー経験が浅く、プレーを見る機会もないので、チャレンジで経験を積ませてみるのはどうかなと。後は怪我から復帰したばかりの選手なども出場時間を決めて出すとか。もちろん所属チームの希望があれば、そちらで出るのもありですね。

せっかくの冠スポンサーのいるシリーズ大会ですし、盛り上げる意味でも代表チームと上手く連携してくれないかな、というのが正直な思いですね。日本の女子セブンズの盛り上がりに期待します!

全国選手権決勝を振り返る

今日の熊谷は良い天気でしたが、熊谷駅に下りたら冷たい風が吹いてました。試合会場のAグランドもやはり思っていた通りの冷え込みで、風も吹いていましたが、その中での決勝戦は激しい戦いでした!

試合には女子日本代表HCのレズリーさんも観戦に来ていました。来月のW杯アジア予選で活躍が期待される選手のチェックですかね。写真は日本協会のTwitterから拝借。

風の影響が強い熊谷、風上のチームが優位に進めました

2週間前の準決勝は前回のブログで少し触れました。大勝したRKUグレースと接戦をものにしたアルテミスターズ。試合登録メンバーもお互いベストメンバーに近いと思われました。Twitterでは結果について色々と話題を集めているようで、とりあえず日本協会HPの試合結果はこちら風上のチームが7,8割を敵陣で戦い、共に1トライずつ奪いました。

両チームともキックをあまり蹴らず、継続重視のアタック。その中でグレースはBKを中心にワイドに展開してゲインを狙い、アルテミは強力FWが体を当ててラックから素早い球出しでゲインを狙う。極端に言えば、グレースは早稲田、アルテミが明治のような試合でした。セットプレーではお互いラインアウトで苦戦していましたが、スクラムは終始アルテミが押し込む展開。グレースはNo8に入ったセブンズ日本代表の鈴木彩夏選手がSHのように素早くボールを捌いたり、工夫していました。

会場のAグランドはラグビーW杯でも使用されましたが、本当に素晴らしいグランドで選手のひたむきなプレーも輝いていました。

両チームの戦術はわかりませんが、個人的にはもっと中盤のエリアではキックを敵陣コーナーに向けて蹴るような場面が多いほうが優位に進められたのかなと思いました。ただキックチェイスの練習を十分にしてきてはいないから、この日まで練習で取り組んできたことを強みとして出していこうとお互いが激しいぶつかり合いを見せていました。その中で足がつる選手もいましたが、両チームとも良く走っていましたね。前半にグレースの鈴木選手が自陣から抜け出して独走トライを奪った走りは見事でした。

表彰式が始まる前に会場を離れましたが、FWのMVPはRKUグレースの鈴木選手、BKのMVPはアルテミスターズの津久井選手でした。鈴木選手は前半の素晴らしいトライを含めたラン、津久井選手は相変わらずの素早いボール捌きに、DFでも幅広くカバーに走っていました。同点終了で抽選で優勝を決めたことについては、疑問やクレームが多かったですし、その通りだと思います。来年度に向けて、直すべきところは直すべきですね。両チームとも優勝で良い、そんな試合でした。

会長杯はアルテミスターズ主将の南選手が受け取りましたが、両チームとも素晴らしいプレーを見せました。写真は日本協会のTwitterから拝借。

来年のW杯に向けて決勝戦を見て感じたこと

先週から始まったヨーロッパの6カ国対抗、ラウンド1のトライ場面を集めたハイライト。選手のサイズ、接点の強さを感じる動画ですね。

ここからは来月に香港で行われるアジア予選と絡めながら、世界ランク1桁台の強豪国レベルと比較して感じたことを書きます。厳しめですが、ご了承ください。

改めて今日の決勝戦は素晴らしい試合でした。こういう80分間、緊張感のあるタフな試合が国内で多く行われることで、女子のトップレベルも上がっていきますね。しかし試合の強度、特にBKのコンタクトをより強く、強度を上げていかないと、強豪国相手には通じないなと。FWに関しては、今日出場した選手を見ていても何人かは本当にサイズアップしたなと。接点でもしっかり体を当ててファイトしていました。しっかり練習して合わせればスクラムでもかなり戦えると思います。

一方でBKの選手はパススキル、スピードは上がっていますが、コンタクトの部分では物足りない。DFでも狙ったタックルを外す場面や倒しきれない場面も多かったですし、ATでは個人でDFを突破できる選手がいないのはきついですね(相手のDFや相性のようなものもあるかとは思います。)。パススキルはあるので、ラインを深くしたり、スタートのタイミングをしっかりためて、勢い良くもらえる選手が増えて欲しいです。それが出来てようやく海外の強豪相手にアタックできるのかなと。上の動画で言えば1:30頃のイングランドの13番、世界最優秀選手を受賞したエミリー・スカーレット選手の独走トライを見て欲しいですね。

3月のアジア予選に向けて、サクラフィフティーンも今月、来月と合宿を重ねていくかと思います。来月の試合日程は18日(水)にカザフスタン、中3日で22日(日)に香港。W杯でのベスト8進出を目指すなら、2試合とも接点で前に出て、最低でも20点差はつけて勝利したいところ。世界を驚かすためにも、選手の更なる頑張りと活躍に期待しています!

横河武蔵野GFと女子全国選手権

先週末はお世話になっている先輩のお誘いで、三鷹で行われた横河武蔵野ガールズフェスティバルのお手伝いに行って来ました。

小学生の女子のプレーを見るのは久しぶり、この子達がずっとラグビーを続けられるような良い環境を作っていきたいですね

ガールズフェスティバルは女子だけで試合する貴重な機会

ガールズラグビーフェスティバルは4月末に海老名、11月下旬に熊谷、また時期は覚えていませんが千葉で行われているのは知っていました。今回は都内で横河武蔵野アルテミスターズのスタッフ中心に企画、運営し、東京学芸大学のラグビー部の学生もお手伝い。選手は東京と神奈川のスクールの女子たち100名以上が参加。中学生の試合では思った以上にパスが上手で、ボールが外にきれいに展開されて攻める場面が多く、驚きました。高校生も関東学院六浦と桐蔭・流経大柏・アルテミスターズの合同チームの試合が行われました。

女子ラグビーに携わってから5年以上になりますが、よくよく考えてみるといつも観ているのは高校生以上で、小学生以下のミニラグビーを女子だけで試合しているのを見たのは初めてでした。フェスティバルの前にはアルテミスターズの試合前日練習が行われ、お姉さんたちのプレーを見る貴重な機会になったのかもしれません。たまたま娘を連れてきた友人とも話をしましたが、小学生も女子だけで試合をする機会はなかなかないそうです。そう考えると高校生以上の大会は増えてきた一方で、将来に向けてジュニア世代のこういった試合の機会もなるべく作っていきたいですね。

グラウンド時間に限りがあるため、閉会式は端のほうで急ぐように行われましたが、参加した選手は満足そうでした

三重で行われた全国選手権は関東の2チームが決勝に進出

日曜は三重県鈴鹿市で全国選手権が行われ、関東大会と関西大会の上位2チームが来月9日に熊谷で行われる決勝進出をかけて戦いました。試合結果は日本協会のHPにUPされています。試合映像は見つけただけでまだチェックできていませんが、関西合同とアルテミスターズの試合は近いうちにチェックします。

1試合目はグレースが89-0で大勝しました
2試合目は競った試合になりましたが、アルテミスターズが 36-34で勝利

今回、会場まで旅行も兼ねて観戦に行こうかと考えたりもしましたが、会場までの交通手段がなさそうなのもあり断念。トップリーグ開催では、臨時バスも出るみたいですが、仕方ないですね。日曜はバレーボールのVリーグのファイナルラウンドを都内で観たのですが、同じ女子競技の日本一を目指す戦いでもその舞台の演出、観客などは大きな違いがありました。女子ラグビーが5年後、10年後、どうありたいか、もっとビジョンを掲げて、全体で取り組むべき。試合も面白く、楽しませてもらいました。

サクラ7sは今週末にオーストラリア大会、サクラ15はW杯アジア予選の日程が発表

日本協会のHPではサクラセブンズのオーストラリア大会に向けた遠征スケジュールとメンバーが発表されています。先週の合宿に参加したメンバーがそのまま参加していますね。先週のNZハミルトン大会では招待参加の中国が最終戦でスペインに31-0と快勝して9位。日本は招待参加3シリーズ目と優遇されているだけに、何とかベスト8に進出して欲しい。そこの壁の高さをもう何年も感じているだけに、どんな戦いを見せられるか注目です。

そして15人制日本代表、サクラフィフティーンは3月に香港でW杯アジア予選が行われますカザフスタン、香港と3チームでの争い、日程は中3日ですが、先にカザフスタンと香港の試合が見れるのはプラスに捉えることが出来そうです。カザフスタンはセブンズでは戦っていますが、15人制ではかれこれ5年以上戦っていないと思いますし、今の日本の選手層なら日程関係なくしっかり勝てるでしょう。

サクラセブンズは五輪でのメダル獲得を目指していますが、まず達成すべき目標はワールドシリーズ大会でのベスト8進出。 サクラフィフティーンも2年後のW杯でのベスト8進出が目標ですし、共に応援していきたいと思います。

横浜市女子セブンズ2日目を観戦

先週末の三連休はラグビーばかりの3日間

土曜は大学ラグビーの決勝が新国立で行われ、前評判を覆して早稲田大学が明治大学を破り優勝。日曜はトップリーグが各地で開幕。そしてその3日間、横浜の三ツ沢では横浜市女子セブンズが行われていて、私は最終日に応援に行ってきました。

https://www.youtube.com/watch?v=HmQNC4eFidc
決勝のハイライト、試合はLIVEで見れなかったのですが、前半終了時のスコアに驚きました。早稲田あっぱれ。
https://www.youtube.com/watch?v=NB4i0V8VjvQ
トップリーグ開幕戦、私が応援しているクボタスピアーズはパナソニックワイルドナイツに11-34で負けてしまいました。1:00過ぎの福岡選手の独走トライはあっぱれ。

横浜市女子セブンズ、高校の部は関東六浦が初優勝

閉会式後の記念写真、せんしさんのTwitterから拝借しました

今年の高校の部は全部で19チームが参加、今年は大阪のCrazy Girls Rugby Clubや京都の京都成章が参加するなど、新人戦の全国交流大会みたいな位置づけでしょうか。チーム数が増えて、カップ戦を勝ちあがれなかったそれぞれのチームの試合数は少なかったかもしれませんが、他の地域のチームの試合を見て、刺激を受けたチームも多かったと思います。

その中で今大会は関東学院六浦が優勝、決勝では同じ関東のライバル國學院栃木を相手に24-5で快勝しました。12日の予選ではARUKAS U18と山梨SHINESの合同チームを相手に60-5、カップトーナメントの初戦はCrazy Girlsに61-0とそれぞれ大勝、準決勝では石見智翠館C(卒業を控えた高校3年生)に14-5で勝利し、昨年秋に敗れた先輩のリベンジを果たすなど、強さを印象付けたような戦いでした。今年も昨年同様、粘り強いDFとハードなタックルを持ったチームになりそうですね。

準優勝した國學院栃木は準決勝で昨年優勝した福岡レディースに24-19で勝利、後半に追い上げると最後は昨年9月の全国U18セブンズ関東予選でも活躍した高橋選手が走りきって勝ち越しトライを奪っていました。今年の関東の高校女子もこの2チームが強豪ですね、これにBrave Louveや千葉ペガサスがどれだけくらいつけるかといったところです。

それ以外のチームでも、接点で上手にボールを繋いで攻め続ける福岡レディースを始め、石見智翠館、京都成章も敗れはしましたが、良いラグビーを見せていました。そういう結果から考えると、クラブチームから単独の高校チームの強化がより進んでいるのかもしれません。普段から部活動で一緒に練習できる機会が多いというのはやはりアドバンテージですね。今年のコベルコカップなどで高校女子がどういう戦い、スキル、フィジカルを見せてくれるのか非常に楽しみです。

関東学院六浦の監督、梅原先生のきれいな胴上げ。写真はせんしさんのTwitterから拝借。

代表はセブンズ、15人制ともに強化合宿が早速始まっています

最後に女子日本代表ですが、セブンズは5日からグアムで合宿、15人制は今日14日から土曜まで朝霞駐屯地で合宿を行っています。協会HPにあった女子15人制合宿の情報はこちら、追加召集の選手もいますね。ここ数年で本当にトップレベルの女子選手が増えました。まだまだ世界の強豪との差はあると思いますが、苦しいときでも頑張れるのが日本人の良さだと思うので、まずは個人個人が頑張って自分自身を鍛えて欲しいですね。強い個が集まってこそ世界と戦える、そこはセブンズも15人制も同じですね。