リージョナル7s関東大会は四国大学が優勝

今日も良い天気でしたが、昨日より風が冷たくて過ごしやすかったですね。麗澤ラグビー場で行われた女子セブンズ大会を観戦してきました。

試合に見入ってしまい、写真を撮ることをすっかり忘れてしまいました。麗澤ラグビー場に集まった8チームの争いは見応えありました

トーナメント1回戦を勝ち上がって4強に進んだのは、名古屋レディース、アザレア・セブン、UNICORNS(日体大)、四国大学。注目していたUNICORNSとブレイブルーヴの試合は15-5でUNICORNSが走り勝ちました。他の3チームは試合を見ていても順当な試合内容でした。結果的に5位以下のトーナメントで2勝したのはブレイブルーヴ。新戦力の選手の頑張りが目立ちましたが、秋田大会のチャレンジチームでもプレーした児玉選手の独走も見れて良かったです。

実力を出し切った四国大学が初優勝、名古屋と共に入替戦出場確定

準決勝1試合目は、名古屋レディースが15-5でUNICORNSに勝利。入替戦出場権獲得に向けて名古屋がDFで奮闘、接点でプレッシャーをかけてゲームを支配していました。UNICORNSは1年生選手の積極的なプレーを見せていたので、今後の成長が楽しみですね、2試合目はアザレアセブンに対して、四国大学がしっかり対策を練った戦いを見せて、36-5と快勝。アザレアは試合を重ねる中で、怪我人が出てしまったり、運動量が落ちたかもしれませんが、四国大学は全員がしっかり動き回り、トライを重ねていました。

注目していたアザレア・セブン、3月頭にトライアウトを行いまだ活動して2ヶ月ですが、外国人選手4名に他チームでプレーしていた選手もいました。今日の試合ではチームディレクターの清宮さんも観戦に来ていました。外国人選手の正確なキックでKOチェイスからボールを再獲得したり、DFの接点で絡んで押し込む場面もありましたが、四国大学との試合ではキープレーヤー以外のところ、経験の浅い選手に勝負を仕掛けられて劣勢になりました。まだまだこれからのチームですが、初出場で3位は立派な成績です。

太陽生命WSSと比べて試合間が短く、3試合目は両チームとも疲労がある中で向かえた決勝戦、名古屋はそれまであまり出場機会の少なかった選手を中心に、四国大学は勝ちあがってきたそのままの先発メンバーでした。結果的にそれがスコアにも現れて、攻守に良いプレーを見せ32-0で快勝しました。

優勝した四国大学メンバー、大学1,2年生の若いチームですがしつこいタックル、素早いパス回しを見せ、昨年の入替戦からの成長を感じさせました。

四国大学はSHの吉田萌香、キャプテンの井上藍の活躍が目立っていました。共に石見智翠館高校のOG、昨年の入替戦でも千葉ペガサスと予選で一緒だったので、キープレーヤーとして注意していました。今日の3試合でもサインプレーからのチャンスメイク、前に出てしつこいタックルを見せるなど全体のレベルが上がっていますね。見る度に成長を感じさせるチームですね。

今回は八戸学院大学や神戸流科ファストジャイロなど遠方から参加したチームもいましたが、それぞれ活躍する選手がいて、数年前と比べると女子ラグビーの普及は着実に進んでいるのを実感しました。太陽生命WSS以外にもセブンズのリーグ戦や定期戦が行われると面白いでしょうね。

来週末はいよいよ太陽生命WSS東京大会が行われます!熱戦になるの間違いなしだと思うので、観戦するのが楽しみです!

筑波大学で行われた茗溪ラグビー祭を観戦

今日は都内近郊では夕方に急な雷雨やひょうに見舞われたみたいですね。つくばは朝から良い天気でラグビー日和でした。昼前から筑波大学のラグビー場で行われた茗溪ラグビー祭に行ってきました。

メインゲームは筑波大学VS清水建設ブルーシャークス、両チームの監督は筑波大学の同期だとか。

茗溪ラグビー祭に来たのは3年ぶり、学生曰く「この日は毎年暑いくらいいい天気になりますね」とのこと。11時前に到着して、医学ラグビー部の試合前のアップを見ていました。2月のブログでも書きましたが、医学ラグビー部には実家に帰った時など月に1、2回練習を見てはアドバイスしています。今日は体育会の1年生主体の新人チームと30分1本の試合でした。体育会は1年生に怪我人が多く、2年生などの若手も入って、FWのサイズはかなり大きめでした。

医学チームの試合後、今年は新入生の勧誘を頑張り、1年生が10名も入部してくれました。

医学チームは私の知る限り、毎年完封負けでしたが、今年はキープレーヤーの突破からチャンスを作るとゴール前に攻め込み、そこから展開してトライを奪うとベンチもスタンドの観客席も大きな拍手。体育会の個々の強さ、スピードを止めきれずに最終的には7-43で敗れたものの、良いチャレンジが出来たと思います。敵陣22mに入ってからのラインアウトでのミス、ハンドリングエラーも何回かあったので、少ないチャンスをものにするスキル、精度はこれからの課題ですね。

その次に行われたのは筑波OB+ツクバリアンズVS体育会、メンバー表を見ると若いOBが多くいましたが、前半は2本差で体育会がリードして折り返し。20分ハーフの後半は交代出場した亀山兄弟(NECグリーンロケッツ所属)の活躍もあり、追い上げましたが最後は体育会が踏ん張り7点差で勝利しました。

ツクバリアンズのジャージを着て戦ったOBチーム(手前)、後輩相手に奮闘して試合は接戦でした。

そして13:30から行われたメインゲーム、筑波大学と清水建設ブルーシャークスの試合、スタンドには多くの関係者、ファンが集まっていました。試合前にはツクバリアンズJr.の選手たちと入場し、記念撮影を行っていました。

筑波大学の今シーズンのキャプテンはSH杉山選手、1年生のころから試合に出場しています。今日のメンバーには1番小山、5番後藤の茗溪OBが出場していました。

試合のほうは序盤、筑波大学が攻め込んでトライを奪いリードしましたが、次第に清水建設が接点でしっかり前に出ると、裏のスペースへのキックや外のスペースへの素早いパスなどで得点を重ねて前半は筑波19-29清水建設で折り返し。後半は清水建設の外国人選手(メンバー表では練習生表記)の活躍が目立ちました。自陣からのキック、接点での絡み、パスにトップスピードで走り込んでのヒットなどエリア争いでも優位に進め、筑波大学は後半あまりチャンスは作れず。清水建設がトライを重ねて最終的には60-19で勝利しました。

試合終了後、筑波大学は接点での争いで受ける場面が多く、怪我人も何名か出ていました。清水建設BSは今期、トップチャレンジリーグに昇格して1年目。カップ戦での戦いに期待。

茗溪ラグビー祭、簡単にまとめながら振り返りましたが、本当にラグビー日和でそれぞれの試合で盛り上がる場面も多く、選手の保護者やツクバリアンズでお世話になった方々との再会もあり楽しい1日でした。今後のシーズンでも機会があれば、応援に行きたいと思います。

太陽生命WSS秋田大会はながとが初優勝、今年は激戦が続きました

遅くなりましたが、29日に行われた太陽生命WSS秋田大会2日目、共に初めての決勝に進出したYOKOHAMA TKMとながとブルーエンジェルスはながとが勝利し、シリーズ初優勝。協会HPの大会結果はこちら

大会屈指の激しいDFをみせたながと、タイシャの強烈なランも目立った

ながとが秋田大会で最も激しいDFをみせた準決勝VSアルカス戦、元日本代表の冨田選手の負傷欠場を感じさせない戦いを見せ、優勝にふさわしいチームでした。

ながとは2日目、RKUグレースに35-14と快勝すると、準決勝アルカス熊谷に29-7、決勝TKMに17-14で勝ちました。振り返ると初日では2試合で3トライを許しましたが、2日目のカップ戦は2トライに押さえるなどDFで修正してきました。決勝のTKM戦も最後にトライを奪われての3点差なので、終始相手にリードを許さずに勝ち上がりました。外国人の選手、スタッフが多いからか、勝ち上がるに連れてギアが上がるというか、スイッチが入ってるのが伝わってくるような戦いでした。

アタックでは6試合全て、合計14トライを奪い大会MVPを獲得したイケナシオ・タイシャが大活躍でした。初日に6トライ、2日目はおそらく相手も警戒していたはずですが、厳しい試合が続く中で更に8トライを奪いました。特に決勝戦の後半開始に奪った3トライ目は圧巻でした。大会ベストトライの1つですね。

8:30過ぎの場面、後半開始にタイシャが自陣22m中央でボールを貰うと裏に抜け出し、ハンドオフや迫るタックラーを弾き飛ばしてコーナーに飛び込む圧巻のトライを見せました。

チームで良いDFを見せたチームが勝ちあがったカップ戦、パールズはまさかの失速で4位

2日目のカップ準々決勝、4強に勝ち上がったチームはどれも相手を2トライ以下に抑えていました。これは相手にアタックを継続させないプレー、余計な反則をしなかったり、低いタックルで倒して2人目がジャッカルに入って絡んだり、チームとしてしっかりDFのプランがあって、それを全員が連携して出来ているんだなと感じました。数年前は攻撃力でねじ伏せるチームが勝ちあがっていた印象がありますが、今年は違う印象ですね。それくらい全体のレベルも上がっています。

初日を終えて優勝候補の1番手と思っていた三重パールズは準々決勝で追手門学院に17-10と逆転勝利も、準決勝でTKMに17-22と惜敗すると、3位決定戦ではアルカス熊谷相手に0-19とまさかの完封負けでした。初戦の追手門学院はDFでそれまでスイーパーを置いていましたが、パールズ相手にノースイーパーでDFラインの人数を増やして挑み、前半は2トライを先行してリードして折り返し。後半、シンビンが出てしまい逆転されてしまいましたが、惜しい試合でした。

その後のTKMとの準決勝では、先制トライを奪うもDFでの反則が目立って、平野が2トライを奪い逆転を許すと、後半も焦りからかTKMの連携したDFを打ち破れずにボールを失うと、新原に2トライを追加されて万事休す。3位決定戦でも大事なところでKOをキャッチできずに奪われるなど、良いアタックの機会を作れずに負けてしまいました。対戦相手がパールズのことをしっかり分析し、それぞれ対策をしっかり練ってきて、はまったのかなという印象です。今回は4位でしたが、予選ではながとに勝利するなど、次の大会でも優勝候補には変わりありません。

ラグビージャーナリストの大友信彦さんがRUGBYJAPAN365で、大会のドリームセブンを選んだので、リンク貼りますね⇒本誌選出!ドリームセブン・太陽生命WSS2019秋田大会
優勝したながとから大会MVP、得点王のタイシャ、準優勝のTKMから2名、そしてアルカス、フェニックス、GRACE、ディアナから1名ずつ。

他にも多くの選手が活躍していて、大会の全体的なレベルも更に上がってきた印象を受けました。先日、北九州のワールドシリーズを戦ったサクラセブンズのメンバーは不参加でしたが、国内の大会でも出場できるような機会を作れないものかと改めて感じました。次の東京大会まで3週間弱、チームによってはリハビリから復帰する選手も出てきたり、今回の順位から大きな変動があるかもしれません。

東京大会は秩父宮ラグビー場で18日、19日に行われます。各チームの更なる活躍に期待しています!

太陽生命WSS秋田大会、予選から波乱と激戦が続きました

今日は家で朝からネット観戦、予選18試合を全て見ることが出来ました。各予選プール毎に振り返ってみます。
協会HPにUPされた1日目の結果はこちら

協会HPのリンク先にあった予選毎の勝敗と得失点表も載せてみました

プールA:昨年王者の日体大が3戦全敗、得失点差でアルカスが1位通過

昨日のブログでは、予選1試合目はフェニックスと日体大の勝利を予想していましたが、結果はアルカスとフェニックスが15-15の引き分け、日体大は横河武蔵野に7-17で負け。その後の試合では得失点差争いもあり、各チーム毎に力のぶつかり合いが見れました。その中で経験値の高かったアルカスがフェニックスを得失点差で上回り1位通過、日体大はプレッシャーを受けた中で攻守に小さなミスが目立ち3敗。横河武蔵野はその後の2試合で日体大戦のパフォーマンスを上回れずに、DFが乱れて40失点。結果的に全体9位でカップ戦進出を惜しくも逃しました。

このプールで活躍が目立ったのはアルカスの阿部、フェニックスの原の2人。共にサイズは小さいですが、キレキレのステップ、相手を振り切るスピードでチームの勢いを作るトライを生み出していました。阿部は大事な2試合目の横河戦でハットトリック、原は勝負どころでトライを奪うなど予選3試合で6Tの大活躍でした。アルカスは本間も良かったですね、外でボールを貰うと良い判断で仕掛けていました。明日もこの2チームが勝ちあがってほしいですね。

日体大は新人2人が加わりましたが昨年の4年生が抜けた穴はやはり大きかったですね。去年のチームほど攻守に連携が取れず、日体大らしいチーム全体が連動するような動きがあまり見られなかったです。しかし試合を重ねる毎に良くなって、アルカス戦は前半ノータイムでG前からアタックを継続して追撃のトライを奪うなど、途中まで互角の戦いを見せ予選で1番成長したチームかも知れません。そして横河は1試合目にベストゲームをしたあと、強豪2チームを相手に自分たちの流れを作れずに敗れてしまいました。怪我人が出たのも気になりますが、明日はチャレンジトロフィーの決勝で再び戦ってほしいですね。

プールB:パールズが充実した戦いを見せ3勝、PTSはカップ戦進出

昨日のブログでは、予選1試合目はながととパールズがPTS相手に接戦をものにして勝利を予想していましたが、結果はながとがディアナに26-19、パールズは41-0と圧勝しました。その後の試合でも死のプールの予想通り白熱した試合が続き、3試合目は2試合共に後半途中まで勝敗がわからない展開でした。それでも三重パールズはリードを許すことなく3勝、外国人選手もオンザピッチは3人まで可能ですが、2人で日本人中心にゲームを進める時間が多かったですね。高い得点力が目立ちますが、実はDFが堅い。しっかりタックルして簡単に抜かせない、BDでのファイト、ジャッカルなど高い判断力が目立ち、明日も優勝候補で間違いないです。

ながとは3試合目のパールズ戦、それまでの2試合と比べてスイッチを入れたかのような激しいファイトを見せました。こちらはNZ勢がゲームを引っ張っていますね。タイシャが3試合全てでトライを奪う活躍、フェニックスで2年プレーした後、ながとに移籍して2年目ですが太陽生命WSS注目のトライゲッターになりました(日本に来た当時から知っているので嬉しいです)。そしてPTS、初戦は堅さもありパールズから洗礼を受けたような感じでしたが、3試合目のディアナ戦は攻守にタフに粘り強く戦うスタイルを見せて、後半に突き放して初の1勝を獲得、得失点差で横河を7点上回り全体8位でカップ戦進出を決めました。

これは2年前の太陽生命WSS裾野御殿場大会、2日目のフェニックスとペガサスの試合後に両チームで。前列真ん中でペガサスの選手に挟まれて笑っているのがタイシャです。

パールズは今大会ですでにチームとしての完成度が高いと感じましたが、ディアナも他の2チームもまだまだ荒削りというか、これからもっと自分たちのスタイルを築き上げて強くなりそうな感じです。PTSはキャプテンの石井、ユースアカデミー出身の梶木が今大会は登録外。明日の試合ではそれぞれ爆発的な成長を見せる可能性もあり、楽しみですね。

プールC:TKMが安定の3戦全勝、GRACEはエースが活躍し2位に

昨日のブログでは、予選1試合目はTKMとGRACEの勝利を予想していましたが、結果は予想そのままにTKMが5トライ奪ってチャレンジに29-14と快勝、GRACEは追手門に19-10と1トライ差で上回り勝利しました。他のプールと比べるとTKM以外は日本人のみの3チームが集まり、どのチームも全員がひたむきに動いてボールを繋ぐようなアタックを見せていました。そんな中でTKMはチームとしての完成度が高く、3試合とも危なげなく勝利していました。失点も初戦のチャレンジ戦の2トライのみでGRACE、追手門相手に完封勝利するなど充実しています。新加入の日体大の卒業生、新原もチームの動きに適応してキックにランに活躍していました。

追手門、GRACEは共に良いラグビーを見せていました。アタックでは追手門の高木、GRACEの内海、鹿尾のキープレーヤーの活躍が目立ちましたね。TKM戦では相手に研究されていたというか、強みを出させて貰えなかったような感じです。チャレンジ、3試合とも厳しい展開でしたが倒される前に繋ぐ意識は試合を重ねる毎にはっきり出ていました。高校生の秋田若菜、3月のルーパスカップで見た運動量豊富なプレーは太陽生命WSSでも目立っていました。

チャレンジチームでキャプテンの秋田若菜は佐野高校の2年生、攻守にひたむきなプレーは今後、更に注目を集めそうです。栃木の先輩、松田凜日に近づけるか期待。

明日はカップ戦に進出したTKM、GRACE、追手門が外国人選手もいる強豪チーム相手にどれだけ自分たちの強みを出せるかが、トーナメントで勝ちあがる鍵になりそうですね。DFで粘れるかが勝利の鍵ですね。

明日のカップ戦、パールズ、アルカス、フェニックス、TKMを軸に展開しそう

最後に明日のカップ戦、チャレンジトロフィー戦の組合せと開始時間です。
カップ戦
1試合目(9:10KO) 三重パールズ VS 追手門学院VENUS
2試合目(9:32KO) YOKOHAMA TKM VS 東京山九フェニックス
3試合目(9:54KO) ながとブルーエンジェルス VS RKU龍ヶ崎GRACE
4試合目(10:16KO) 自衛隊体育学校PTS VS アルカスクイーン熊谷
これは2試合目が注目です、そして4試合目は埼玉対決ですね。

チャレンジトロフィー戦
準決勝1(10:38KO) 横河武蔵野Artemi-Stars VS チャレンジチーム
準決勝2(11:00KO) 北海道バーバリアンズディアナ VS 日体大女子
2試合目、どちらが自分たちの強みを出して勝利を掴めるか注目ですね。

明日もYoutubeで観戦する予定です。優勝候補は三重パールズですが、準決勝、決勝と激しい試合になりそうです。サクラセブンズに繋がるような日本人選手の活躍に期待しています!

関東スーパーリーグの応援で流経大柏に行ってきました

5年ぶりくらいの流通経済大学柏高校のラグビー場、茗溪のほかに桐蔭、国栃も集まり、Bチーム以下の試合も行い、夕方16時過ぎまで試合が続きました

10時のキックオフに間に合うように到着すると、ちょうど茗溪がタックル練習で気持ちを上げていました。今年のチームの試合を生で見るのは初めてですね。関東新人の早稲田実業との試合はYoutubeで見て、ブログに書きました⇒こちら

得点を奪いあい、関東2位相手に互角の戦いを見せた茗溪学園

この試合、関東新人大会で1回戦で負けた茗溪学園が準優勝した流経大柏相手にどんな戦いが出来るかが注目でした。もともと3年前の中学時代は関東では負け知らずの実力ある学年です。今日の茗溪学園は相手に走り勝つ意識をチームで切らさないように、プレーが切れるたびに「走るぞ」「走ろう」のコールが聞こえていました。

前半の得点経過は、6分に茗溪が先制して7-0、14分に流柏が同点に追いつき4分後に逆転のトライ、27分に茗溪が再逆転で14-12とするも終了間際に流柏が再び逆転して茗溪14-17流柏という展開でした。チャレンジした茗溪がまず素早くしつこいDFで反則を誘い、それを起点にテンポ良いアタックでG前に迫り、継続してトライを奪えば、流柏も相手の反則からチャンスを作ると、敵陣22mでFWがしつこくコンタクトしてDFを寄せると逆サイドからSOの脇に走り込んだ選手が僅かなギャップを抜けてトライを奪ったり、双方共に攻守に良いプレーを見せていました。

後半に連続トライを奪い試合を優位に進めるも最後に追いつかれた茗溪、ラストチャンスも取りきれずにまだまだ課題はあるものの、2ヶ月でしっかり成長を見せました

後半の得点経過は、1分と7分に茗溪が連続トライを奪い26-17と逆転すると、12分に流柏がトライして2点差、20分に茗溪が突き放すトライで31-24となり残り10分。逃げ切りを図るも開き直って思いっきりのあるアタックを見せた流柏が27分にトライとG成功。このあとのキックオフで茗溪がダイレクトにキャッチして一気に敵陣22mに入り、最後にG前に迫ってトライを期待しましたが、FWがコンタクトしたところで相手のプレッシャーを受けて反則。流柏はそこからクイックで攻めてお互い走り勝とうとチャレンジしましたが何とか守ってノーサイドになりました。

茗溪の後半の最初の2トライはラインアウトから1次ATでWTBが裏に抜け出したのと、相手がボールを落としたこぼれ球を裏に蹴って拾ってインゴールに飛び込みました。9点差ついた状況で、粘り強く守って相手にプレッシャーをかけたい状況でしたが、相手のATを止めるのに精一杯で、なかなかボールを奪うチャンスを作れませんでした。茗溪のDFは粘ったものの、コンタクトの場面で劣勢になるのがだんだん増えてきました。毎年の課題でもありますが、この接点でどれだけ戦えるかが、花園での年越し、そして元日越え出来るかどうかのキーファクターですね。

アタックについてはSHでキャプテンの大越が今日も良い捌きを見せて、キックでエリアを前に進めたり、ラック脇を抜ける場面もあるなど、チームを引っ張っていました。それに加えて12番藤井、今日は8番に入った井上が良いゲインを重ねて目立っていました。オプションは色々ありそうなので、正しいオプションを共有できるようになると、もっとアタックに迫力が出るような気がします。FWはスクラムは苦戦していましたが、フロントローの豊島、持田、亀山は攻守によく走っていたと思います。

DFではコンタクトの場面でより強く、よりしつこく。相手がミスをするまで我慢するのは強豪相手には難しいので、やはりどこかでボールを奪えるようなプレーが出来るようになって欲しいですね。2月に比べると、今日は少しでもそういう場面があったので、あとは普段の練習でどれだけ仲間内で拘れるかですかね。

Cチームの試合では高校生になったばかりの1年生たち(緑ジャージ)が相手校の大きな上級生を相手に奮闘して、トライも奪いました。まずはこれからどれだけ体作りを頑張って強くなれるかですね。

試合のあとに監督の高橋先生ともお話し出来ましたが、来週も再来週も練習試合が予定されているそうなので、怪我人も若干名はいますが試合を重ねてタフになって欲しいです。また機会を見つけて応援に行こうと思います。頑張れ茗溪!!